桟敷ヶ岳〜魚谷山

桟敷ヶ岳〜魚谷山


【日 程】1996年4月20日(土)
【山 域】京都北山
【メンバー】男2人、女1人
【天 気】曇り
【コース】北大路駅=TAXI=祖父谷林道狼峠登り口=0:25=祖父谷峠=0:10=ナベクロ峠=0:30=桟敷ヶ岳=0:15=祖父谷林道狼峠登り口=0:10=狼峠=0:55=魚谷峠=0:10=魚谷山=0:05=柳谷峠=0:50=滝谷峠=1:25=二ノ瀬駅【4:45】

【記録文】
 連日の超勤続きということで、いつもより遅めの北大路駅9時集合である。集合するまで、どこに行くのか決めていないという超いい加減な状況であったが、とりあえず桟敷に登ろうということで合意し、タクシーに乗り込む(3,600円)
10:35 林道が砂利道に変わった辺りからのスタート。祖父谷はなんと12年ぶりであるが、あまりの変わりように声もでない。当初は桟敷に直接突き上げるルートを登る予定であったが、右手の立派な砂防ダムなんかに見とれているうちに、いつのまにか通過してしまった。仕方が無いのでそのまま祖父谷峠へ向かう。林道と離れてからやっと山道となるが、ここも伐採が大規模に進んでおり、当時の面影は全くない。
11:00 祖父谷峠。杉の老木は健在だ。ここから、城丹国境尾根沿いに進み、展望の良い送電線鉄塔から左に直角に曲がり、じめじめしたナベクロ峠を通過。途中不明瞭な箇所もあるものの、すぐにはっきりとした尾根道となり、ピークまで続く。
11:50 桟敷ヶ岳。ほとんど展望はないが、ちょっとした小平地で格好の休憩場だ。あいにく団体さんが食事中のためすぐに下山を開始する。本来登りに使うはずであった祖父谷への急降下コースを下るが、雨上がりのため、非常に滑りやすく悪戦苦闘する。
12:10 狼峠登り口。ここで昼食にするが、今日はとても肌寒く、ビールもあまり進まない。鼻水を垂らしながらラーメンを掻き込む。
12:55 すっかり冷え切った状態で出発。少しの登りで狼峠に登りつく。本来はいったん下って魚谷の渓流沿いを歩きたかったのだが、エアリアではここも林道の魔の手に犯されてしまっているようなので、やむなく魚谷峠まで尾根どおしのルートをとることにする。狙いどおり、この尾根道は雑木林が多く、かっての北山の面影が色濃く残っており、しばしの間ではあるが北山歩きの醍醐味を味わうことができた。
14:00 魚谷峠。休憩しても腹立たしいだけなので、足早に魚谷山へ向かう。山の北斜面でさらに伐採が進んでいるようで、あの濃密な林が北側だけスカスカになっている。
14:10 魚谷山。去年記入したノートはすでに更新されていた。このノートはどなたが設置しておられるんでしょうか? 魚谷山から滝谷峠を経て二ノ瀬へ向かう道は現在の北山でもっとも安心して歩けるルートではないか。特に柳谷峠から細ガ谷に沿って下っていく辺りは、いかにも北山といった風情で四季・天気を問わず楽しめるところだと思う。
15:20 滝谷峠。二ノ瀬ユリを歩くとなぜか懐かしい気持ちになる。派手な景色は一つもないのだが、ほっとするような佳景があちこちに散らばっている。ゆえにもう何度目かも忘れたくらいよく歩いた道ですが、今回も初めてのときのように楽しむことができた。
16:55 二ノ瀬駅着。周辺は桜が満開。
 遅出にしては、なかなか密度の濃い北山歩きができた。


   

inserted by FC2 system