千頭岳

千頭岳

日 程1990年2月21日(水)
山 域醍醐山地
メンバー単独
天 気晴れ
コースタイム京阪大谷駅=0:55=音羽山=0:40=東千頭岳=0:15=西千頭岳=0:45=高塚山=0:40=醍醐寺【3:15】

 「明日はポカポカ陽気でしょう」の天気予報に誘われて、突如思い立った衝動的登山。急いでセレクトした山はかねてから目をつけていた京都市街の展望台、千頭岳である。
 大谷駅からすぐ東海自然歩道に入り、逢坂の関を歩道橋で渡る。すぐ山道になり、杉林の中をグングン登っていく。自然歩道特有の階段の登りが延々と続くので、ナメるとしんどい。途中のNTTの鉄塔の辺りで一部展望が開け、琵琶湖や比良が見渡せる。鉄塔からまた樹林帯に入り、緩やかになった道を快適に飛ばせば、音羽山の標識が立っているところに出る。実際の山頂はすぐ右の送電線鉄塔が立っているところである。ここからは京都市街が一望の下である。
 ピークから明るい尾根道を下る。途中右手に牛尾観音から上がってくる道が合流する。合流点のすぐ先がガイドブックに展望台と書かれている地点である。確かにそれらしきものはあるが、そこからは何も見えないので期待しないほうがよい。
 展望台?からまた少し下ると音羽山〜千頭岳間の最低鞍部に着く。ここで自然歩道は石山寺のほうへ別れていく。ここからは雑木林の中の純然たる山道になり、東千頭岳までゆるやかな尾根道を進む。天気予報どおり、いやそれ以上のポカポカ陽気でピークへの最後の急登はじっとりと汗ばむほどであった。
 東千頭岳のピークは展望は全くダメなのですぐ西千頭岳に向かう。ピーク手前で広い車道らしきものが合流してきて道が若干不明瞭になるが、西千頭頂上には送電線鉄塔があるのでそれを目印にすれば、簡単にピークに到達できるであろう。
 頂上は鉄塔がいかにも目障りだが、展望は文句のつけようがない。京都周辺は全て見えるといっても過言ではないだろう。この素晴らしい展望を楽しみながら、ランチをとる。予断ながら三角点は鉄塔の回りにあるフェンスを半周したブッシュの中にあるので、マニアの方は注意しよう。
 頂上からさっきの広い道を下り、ゴルフ場の横を通過し、しばらく車道を歩く。途中に高塚山への標識があるので、そこからまた山道になる。高塚山のピークは林の中。ここからジグザグの下りとなり、下りきったところが長尾天満宮の境内。すぐ奥が醍醐寺。三千院などを鑑賞してから、バスで六地蔵駅に出た。
 千頭岳は手近に静かな山歩きが楽しめ、行って損はないと思う。


      

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