−衝動的突発的札幌遠征の2日目。札幌近郊で最もポピュラーな名山へ−
山行概要
2018年7月28日(土) | |
札幌近郊 | |
快晴 | |
単独 | |
空沼登山口=0:15=入山ポスト小屋=1:15=万計沼=0:25=真簾沼=0:40=空沼岳=0:30=真簾沼=0:25=万計沼=1:00=入山ポスト小屋=0:15=空沼登山口【4:45】 |
記録文(写真はクリックで拡大)
昨日の手稲山に続く2日目。
タイムズステーション札幌すすきのでの車中泊。目覚ましを4時にセットしていたが、耳栓のおかげで30分ほど寝過ごした(笑) しかし、車中泊にしては良質な睡眠がとれた。
すぐさま発進し、途中、コンビニで朝食を食べてから、R453(真駒内国道)で南へ進み、常盤神社の交差点で国道を離れ、右手の車道へ入る。すぐに工事現場に突き当たるが、空沼岳を示す案内通りに車を進めると、山と高原地図に「空沼登山口」と記載のある駐車場に到着。既に先客が1台。
ここから先へもダートの車道が伸びているが、山と高原地図では「2014年台風で駐車場流出」と記載されてあったので、自重した。
身繕いをしてから6時ジャストに出撃。
駐車場からすぐに橋を渡って、ダートの車道を歩む。
車は普通に通行可能で、しばらく歩くとダートの両サイドに駐車スペースが何箇所か現れ、実際に車が止まっているのを見て、「もっと奥まで入ったら良かった」と思うが、後の祭り…
入山ポスト小屋が現れると林道終点。中ノ沢川を丸太で渡って、登山道のスタート。
近隣の同じような植相の無意根山に早朝に登った際は、ヌカカの大群に泣かされたので、今回は防虫スプレーも入念にし、長袖で突入したが、幸いにもこの日は集団では発生していないようだった。
歩行に集中する。さすがに札幌近郊で一番ポピュラーな山だけあって、ルートは非常にしっかりと整備されている。傾斜もゆるやかなので、ピッチも上がる。
後で聞いたら、この空沼岳の登山道は普段はどこもぬかるみが酷くて、別名「泥沼岳」(笑)と呼ばれているらしいが、ここ数日、好天に恵まれたとのことで、ぬかるみがほとんど無かったのはラッキーだった。
周囲の林相も非常に爽やか。写真のエゾマツは高さ25m、直径90cm以上の大木。
何度か沢を渡りながら高度を上げていき、最後はやや傾斜が強まり、万計沼から流れ出た直後に滝を懸けている万計沢川沿いにグイッと登ると、目の前がパッと開け、明るい万計沼に到着した。
万計(ばんけい)の名だが、アイヌ語で、パンケが下、ペンケが上と言うらしく、この上部にある真簾(まみす)沼に対して、下の沼の意味で名付けられたものと思われる。
湖畔には万計山荘が建つ。のんびりできそうな所だが、湖畔に遮るものがなく、まともに直射日光を浴びるのと、アブがうようよと飛んでおり、この日のコンディションでは、とてものんびりできず、残念。
さらに深くなった感のする森の中へ、先を急ぐ。
静かな森の中をひと登りで、真簾沼の畔に出た。濃いブルーが印象的で、爽やかな高原の沼である。
畔で涼風に吹かれながら、しばしの間休憩する。まるで北八ツに来たようだ。
真簾沼からは急登となるが、それも長くは続かず、頂上までダラダラ登りが続く。
札幌岳への縦走路(入口からブッシュに覆われていて、かなり難儀しそう…)を分けると、空沼岳頂上は近い。
頂上は360度の大展望が広がる。
西方は、羊蹄山が圧倒的な高さで、物凄い存在感だ。
頂上標識と、遥か増毛山地、樺戸山地の山々が一望だ。
夕張山地(左)の奥には、大雪連峰の姿も… そして右は日高山脈の山々が… 今日は空気が澄んでおり、道内のほとんどの山が見渡せた。
今まで雲に隠れていた恵庭岳の尖峰がようやく顔を覗かした。
ルート上に沼や滝が点在し、この大展望を有する山が、札幌市内から30分ほどで登山口に来れるのだから、人気があるのも分かるところである。
大満足で下山開始。
人気の山だけあって、下から次々と登ってくる中、高速下山。
万計山荘も大勢の人が休憩していた。
この後は、急なところはないので、のんびり下山。ホンマに林相が素晴らしい。惚れ惚れしながら下る。
余裕で入山ポスト小屋に到着。
写真は、近くの車道。広い駐車場はないが、早い者勝ちで車道終点まで入ることができる。
札幌に取って返して、すすきのの「味の羊ヶ丘」さんへ突撃!
ジンギスカンモモ肉、肩ロースとホルモンで、昼間から昇天!(笑)
そして、サウナとマッサージという昼間の勝利の方程式(笑)
のんびり昼寝もしてから、すすきのに再出撃。南7条辺りの「酒菜家 漁(いさり)」さんを訪問。
イカの造りからスタート!
続いて、殻付き生ガキを…
看板メニューらしい、蟹すり身ふわふわ焼き!
この日も大満足で札幌の夜が更けていく。
この日の寝ぐらのタイムズステーション札幌すすきのに帰る途中で「らーめん札幌直伝屋」に遭難(笑)…
何とかハーフサイズで自重する。
こうして札幌2日目が終了。天気予報は当初、明日の予報は壊滅的だったが、何と晴れに変わっている(笑)
と言うことで、明日は札幌岳に向かうことにし、早起きすることに…
参考タイム
7/28 | 空沼登山口 6:00 ⇒ 6:15 入山ポスト小屋 6:15 ⇒ 7:30 万計沼 7:35 ⇒ 8:00 真簾沼 8:05 ⇒ 8:45 空沼岳 9:05 ⇒ 9:35 真簾沼 9:35 ⇒ 10:00 万計沼 10:00 ⇒ 11:00 入山ポスト小屋 11:00 ⇒ 11:15 空沼登山口 |
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