−2日連続でリベンジに成功!! 涼味あふれる爽やかな沢登りコースを満喫−
山行概要
1993年7月5日(月) | |
斜里岳 | |
快晴 | |
もりP(♂)、私 | |
JR清里駅=TAXI=清岳荘=0:40=下二股=1:15=上二股=0:25=馬ノ背=0:25=斜里岳=0:15=馬ノ背=0:20=上二股=0:35=熊見峠=0:30=下二股=0:25=清岳荘【4:50】 |
記録文
昨日、十勝の縦走を終えた我々は、旭川で祝杯を挙げた後、日付が変わってから夜行の特急「オホーツク」で移動、清里駅には8時前に到着。強行軍だが快晴が続く天候のせいで士気は最高である。
予約していたタクシーで一気に清岳荘へ。昨年の9月にやって来たときには、台風で林道が分断され、清岳荘にも行けなかったことを考えると、雲泥の差である。
登山道は小屋の裏手からスタートする。一ノ沢に沿っての涼やかな登行である。下二股で熊見峠へのルートを分け、なおも沢をつめる。この辺りから手頃な滝が連続して現れ始め、私は靴が濡れるのをかまわず、ジャブジャブとその滝を直登する。なんとも爽やかなコースである。
写真では完全に足首まで水没してます。もう靴の中はびちゃびちゃですが、気持ちよすぎて全く気になりません。
上二股に着く頃には、ほとんど水量がなくなり、残雪の上を歩くようになる。もう7月だというのに、まだかなりの雪が残っており、おかげで馬ノ背への登りは少々怖かった。慎重にキックステップで進み、何とか稜線に飛び出す。
稜線はもうほとんど残雪は残っておらず、展望を楽しみながら快適に歩を進める。
祠のある前衛峰を超えればピークは近い。
ピークでは今思い出してもなんとも凄い展望が待っていた。知床、阿寒の山々、屈斜路湖、摩周湖、オホーツクの海岸線、そして国後島もはっきりと見える。この展望を楽しみながら至福のランチ。1時間ほどゆっくりする。
帰路は上二股までいったん戻る。馬ノ背の下りは思わず腰が引ける。上二股からは熊見峠経由のコースをとることにする。
竜神ノ池は完全に雪に埋まっており、またダケカンバの若葉?が鮮やかに光る。完全に季節感が麻痺したまま、熊見峠へ。
オホーツク海を見下ろしながらの、至極の縦走です。
熊見峠… 背筋が寒くなるネーミングです。ここからの斜里岳の堂々とした山容は絶品。ここで斜里岳の雄姿に別れを告げ、後は一気に下る。
鬱蒼とした樹林の中のジグザグ下りで、クマへの恐怖が脳裏をよぎるが、無事に往路に合流、清岳荘からは、またも予約していたタクシーで駅に出、釧路へと向かった。明日は雄阿寒だ。
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諸国名山探訪
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