谷川岳〜茂倉岳縦走

谷川岳〜茂倉岳縦走


矢場ノ頭から振り返る茂倉岳矢場ノ頭から振り返る茂倉岳


【日 程】平成2年8月29日(水)
【メンバー】単独
【天 気】曇り後晴れ
【コースタイム】JR土合駅=0:15=土合口駅=ROPEWAY・LIFT=天神峠駅=0:25=熊穴沢避難小屋=0:50=谷川岳トマノ耳=0:45=一ノ倉岳=0:10=茂倉岳=0:50=矢場ノ頭=1:30=JR土樽駅【4:45】

【記録文】
 前日は、八幡平を終えた後、盛岡から田沢湖線、羽越本線で長躯長岡へ。長岡には深夜に到着。翌朝、息つく間もなく、上越線の始発で一路南下する。
 新潟側はド快晴で期待が膨らむ。しかし、群馬側に入った瞬間『国境の長いトンネルを抜けるとガス一色であった』と事態は暗転した。憔然としながらロープウェイ、リフトに揺られ、やっと着いた天神峠もやはりガスで真っ白。なげやりな気持ちを押さえながら、谷川岳へ向かう。景色が全く見えないので、ピッチが上がり、他の登山者をガンガン抜いていく。谷川本峰まではただ『歩く』とう行為に没頭していたため、どんなルートだったのかほとんど覚えていない。まあこうして無事に記録文を書いてる位だから、危険なコースではないのだろう。本峰に着いても景色は相変わらずだが、少しずつ薄日が射してきた。ランチの後、縦走路に向かう。
 ここから道はなだらかになり、ガスもどんどんきれてきて、快適な稜線漫歩を楽しむ。一ノ倉岳頂上で足下の一ノ倉沢の大岩壁を覗く。ただ、ただ『凄い』としか言いようがない。ここから茂倉岳までもなだらかな笹尾根が続く。ピークから違か下方に土樽の駅舎が見下ろせ、前途の多難を思わせる。予想どおり、茂倉新道は膝がおかしくなるような急降下が延々と続き、そのうえ各種蛇(マムシ、アオダイショウ、シマヘビ等)の波状攻撃をくらい、しかも登山道は最後の所で関越自動車道の拡張工事で原型をとどめないほど壊されており、土樽駅にやっとたどり着いた時には心身ともにズタボロになっていたのであった。

 六日町で下車し、巻機山に登るべく清水行きのバスに乗り込んだ。


         

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