−新世界、鶴橋を舞台に、「おとな旅あるき旅」! 京都に戻っての番外編も… ひたすら飲み歩いた1日−
山行概要
2018年2月17日(土) | |
晴れ時々曇り | |
♀2名(CAさん、SNさん)、♂2名(IM君、ピロシ) | |
京阪天満橋駅(八軒家浜)=0:05=坐摩神社行宮=0:20=朝日神明社跡=0:05=榎大明神=0:25=生國魂神社=0:30=新世界(串カツだるま通天閣店)=0:40=近鉄阿倍野橋駅(あべのたこ焼きやまちゃん本店)=0:15=飛○新地=0:55=近鉄鶴橋駅【3:15】 |
記録文(写真はクリックで拡大)
職場登山クラブの2線級メンバー(失礼)を集めた単なる昼呑み会。目指すは「おとな旅あるき旅」である(笑)
京阪天満橋駅に9時集合。新世界で昼呑みするために、軽く歩いて腹を空かせる算段である。
天満橋駅から地上へ上がり、旧淀川である大川の畔の八軒家浜へ。
この辺りは、平安時代までに渡辺津(わたなべのつ)と呼ばれる外港が成立し、大江、国府津、窪津、楼津などとも呼ばれ、摂津国の政治の中心であった。
またこの地は、四天王寺、住吉大社、高野山、そして熊野三山への参詣道である熊野街道の起点として駅楼が置かれ、海陸交通の要地として栄えた。
江戸時代には、船宿などが8軒並んでいたことから「八軒家浜」と呼ばれるようになり、京(伏見)と大坂を結ぶ「三十石船」のターミナルとなるなど、淀川舟運の要衝として栄えた。
2015年元旦に熊野古道紀伊路のスタートを切ったのと同様、この地から南下を開始するが、私以外のメンバーは熊野古道など全く興味はなく、おしゃべりに夢中…
八軒家から真っすぐに南下せず、一つ西の区画に寄り道するのも3年前と同様である。
ここには船場に本宮がある坐摩(いかすり)神社の行宮があるのだが、熊野古道の「熊野九十九王子」のうち、最初の「窪津王子」はこの坐摩神社行宮の場所にあったと推定されているのだ。
ちなみに、王子とは、参詣途上で儀礼を行う場所であり、皇族の熊野詣に際して先達をつとめた熊野修験の手で急速に組織された一群の神社であるため、その分布は紀伊路・中辺路の沿道に限られる。また、王子という名は、修行者を守護する神仏は童子の姿をとるという修験道の思想から来ているらしい。
とメンバーに喜々として説明するが、みな興味なし… しかも、この日の行宮は3年前とは違い、閉鎖されていた…
熊野街道に戻り、南下。阪神高速をくぐり、さらに南の南大江公園へ。
普通の街区公園だが、敷地の南西隅に、朝日神明社の跡地であることを示す碑が立っており、熊野古道九十九王子の二番坂口王子もこの辺りにあったと推定されている。
またしても一人はしゃぐ私…
すぐ南には、大阪大空襲でも焼けなかった樹齢650年を誇る大木を祀る榎大明神が現れる。
「実はこの木はエノキではなく、エンジュなんだよ」と自慢する私だが、皆は無関心…
木の隣に直木三十五の「南国太平記」の碑も立っていたが、私以外の3人は誰も直木三十五を知らず、驚愕する私…(笑)
3年前はここで左折し、忠実に熊野街道跡を辿ったのだが、今日はそのまま南へ。
空堀商店街に当たると少し東に歩いて、雰囲気を味わう。揚げたての唐揚げに激しく心が揺さぶられるが、近くでビールが調達できず断念…
さらに南へ。高津宮はいつの間にか通り過ぎてしまっていた。
千日前通を横断すると、ラブホテル街に突入し、生國魂神社へ。
生國魂神社は、神武東征に際し天皇みずから石山碕(現在の大阪城を含む一帯)に日本国土の御神霊、すなわち八十島神である生島大神・足島大神を祀られ、国土平安を祈請された事に始まる大阪最古にして日本総鎮守の神社である。
八十島祭に代表される宮中祭祀の神社として、延喜の御代には難波大社とも尊称された。天正13年(1585年)豊臣秀吉の大坂城築城により、現在地に遷座し、以降、本殿は幣殿と一つの屋根で葺きおろし、その上に3つの破風を据えた他に類例のない「生國魂造」という建築様式を継承し、桃山時代の威風を現代に伝える。
毎年7月11日、12日には生玉・天満・住吉と続く、大阪三大夏祭りの魁「生國魂祭」が盛大に齋行される。
近くなのになかなかくる機会のなかった明社に来ることができ、御朱印も頂戴し、大満足。
夕陽丘から、星光学院の横を西進し愛染坂を下り、迷路のような路地を何とか松屋町筋に出て、後は見え隠れする通天閣を目印に新世界へ。
まだ11時前だったが、通天閣真下の「串カツだるま通天閣店」に空きがありそうだったので、飛び込む!
通天閣セット(串15本とドテ焼のセット)を皮切りに、好みの串を注文しまくり。ビールも進み、昼前ですっかり良い調子…
我々が入店した時は、けっこう空いていたのだが、11時でほぼ満杯になり、我々が退店した11時20分頃には、店外に長蛇の列が…
大満足で店外へ。どうせなら通天閣に上がろうという話になったが、ここでも長蛇の列で断念。
次は、たこ焼きを喰らおうということになり、地元出身のIM君おすすめの店を目指し、阿倍野橋へ。
天王寺駅地下の人混みを抜け、阿部野橋で地上に浮上。「あべのたこ焼きやまちゃん本店」はすぐ横だ。
8個入り440円のベスト(何もつけない醤油味)と、ごま油塩を一つづつ注文し、隣のローソンでビールを購入。
お行儀の悪さが、大阪にベストマッチング! I.ピロシ氏と4年前にやった狂気の沙汰としか思えない、ダイヤモンドトレイル一撃スルー山行の入山前以来の、久しぶりのやまちゃんだったが、やっぱりベストが一番!
昼からお腹いっぱい!
探索を再開。あべの筋を渡り、西へ…
集合住宅を抜けた先は…
野郎2人が突入し、辺りを見聞… 凄いです…
天王寺に戻り、玉造筋に沿って北上。しゃべくりに夢中になっていたら、あっという間に鶴橋に着いてしまった。
迷路のような近鉄ガード下をすいすいと抜け、私はすっかり行きつけになった「我が家」さんに突入!
ケジャン、サムゲタン、チヂミに、ビール、マッコリでまた大騒ぎ! アホです(笑)
千日前線、御堂筋線で京阪淀屋橋駅に出て、京阪特急の車内は当然のように爆睡し、三条京阪へ。
そう、この日はまだ終わらない…
ドレイのKNとOKさん、NZさんが合流し、川端二条の「よこちょう」さんで第四ラウンド!
今日、ナンボ飲んでるんですかね(笑)
あ〜面白かった! 最高の1日でした!
参考タイム
2/17 | 京阪天満橋駅(八軒家浜) 9:00 ⇒ 9:05 坐摩神社行宮 9:05 ⇒ 9:25 朝日神明社跡 9:25 ⇒ 9:30 榎大明神 9:30 ⇒ 9:55 生國魂神社 10:10 ⇒ 10:40 新世界(串カツだるま通天閣店) 11:20 ⇒ 12:00 近鉄阿倍野橋駅(あべのたこ焼きやまちゃん本店) 12:15 ⇒ 12:30 飛○新地 12:40 ⇒ 13:35 近鉄鶴橋駅 |
山行データへ
諸国名山探訪
Copyright(C) Hiroshi Fujita All right reserved