−三山足しても標高は250m弱!! それでも鳥羽湾を眺めながらの極上ハイクを満喫−
山行概要
2011年10月16日(日) | |
鳥羽三山 | |
晴れ | |
B、私 | |
近鉄鳥羽駅=0:05=日和山=0:15=常安寺=0:20=樋ノ山=0:20=金胎寺=0:10=西念寺=0:20=城山=0:10=近鉄鳥羽駅【1:40】 |
記録文
満42歳となって半年を過ぎ、アラフォーと誤魔化すのもかなりキツくなってきた今日この頃。9月末にギックリ腰を発症。ホンマに年取りました… ヤケクソになって快気祝いと、伊勢海老が解禁となったので、連れを強制連行し、第二名神をぶっ飛ばす。
京都を7時に出て、8時過ぎには鳥羽駅前の駐車場に到着。めっちゃ便利になりました。隔世の感である。
もちろんお目当ては魚介類だったが、そこは長年、山ヤで鳴らした私である。しかも医者からはできるだけ運動しろとの指示もあり、どこか山に登らなくてはと、近鉄のてくてくマップを参考に、鳥羽三山を目指すことに。
駅西南側の4番出口からスタート。線路に沿って少し西に向かうと、すぐに日和山の道標があり、簡易舗装の急な細道をいきなり急上昇する。
いきなりの急登に音を上げようと思ったら、何と5分で山頂に到着。
鳥羽湾が一望。昔はこの山の山頂から日和を見て船出や入港を決めたという。昭和8年に造られたエレベーターでここまで上がってこれたらしいが、昭和52年に焼失したとのこと。今は跡形もない。
南へ昼なお暗い竹林をゆっくり下る。あっと言う間に賀多神社の境内前に降り立つ。
海賊大名、九鬼嘉隆が戦勝祈願に訪れたといわれ、緑に囲まれた境内は、毎年4月の例祭で能楽が舞われる。
賀多神社から右に折れ、旧い佇まいが素晴らしい町並みを抜けると、すぐに常安寺へ。この辺り懐かしさ溢れる情緒たっぷりで「遠くへ行きたい」を思わず口ずさむ私。
九鬼氏の菩提寺である。賀多神社と同様、緑豊かな境内で大きく深呼吸。非日常を満喫する。
寺の奥に伸びる車道をさらに山の奥へ。「てくてくマップ」では次の目的地である樋ノ山まで途中で山道に入るとのことであったが、適当な分岐が見つからず、気がつけば「めだかの学校」(観光施設らしいが、何のための施設なのか良く分からなかった…)まで進んでしまい、ここまで来たらそのまま山頂まで行くしかない。
樋ノ山も鳥羽湾の展望良好。車道をしばらく戻る。分かりにくい分岐に何度か惑わされながら、民家の間の狭い路地を下っていくと、市街地に降り立つ。少し右(南)に進むと金胎寺が現れる。
芭蕉の句碑も立つ静かな境内。ベンチでしばし休憩。
階段を下り、商店街をさらに南へ進む。次の目的地、西念寺は狭い路地の奥に建つので、見過ごしそうになった。
鳥羽藩の菩提寺。もともとは鳥羽城内にあったらしい。開放感のある境内でのんびり。
鳥羽駅に向かって引き返す。中ノ郷駅前から線路沿いに進み、トンネルを抜けると、三山最後の城山の登り口が現れる。
綺麗に整備された石段を登ると広場に出る。
手前の島はミキモト真珠島。標高は僅か23mという丘だが、海が広々と見えるので、それなりの山に登ったと勘違いしてしまう。
広場を横切り、階段を下りると食堂が並ぶ通りに出る。どの店先の水槽にも伊勢えびがうごめいており、前に進めない。
何とか駅まで戻り、構内にある「大家族」さんの始業と同時に飛び込む。
実質今日のメインであるお魚へ。まずはこのカワハギでスタート。肝醤油がヤバ過ぎる。頭と胴体も後で煮付けで来ました。
実はこの店2年前にも来たことあるんです。その時も土鍋いっぱいに盛られた蒸し牡蛎と格闘しましたが、今回も注文してしまった…
これで中サイズ。しかも1000円! 素敵過ぎる。今回もひたすら無言で殻を剥く私であった。この他、サザエやヒオウギ貝、アサリの貝焼き盛り合わせも注文し、大満足と思いきや、伊勢えびを食べるのを忘れていた!!!
性懲りもなく鳥羽駅前商店街に移動する私達… ちなみにお会計はビールも飲んで5000円ほどでした。安すぎる…
数件が軒を連ねる中の一軒に突入し、水槽で元気に動いている奴を指名買い。
尾は刺身で、胴体は焼いてもらった。旨過ぎ。足や触覚まで身が詰まっていて全てホジってしまった。
当然ながら解禁直後が一番安いとのことで、これで2500円くらいだった。
この後は榊原温泉に寄ってから帰洛した。京都からは往復3時間もかからない鳥羽は最高です。
参考タイム
10/16 | 近鉄鳥羽駅 8:55 ⇒ 9:00 日和山 9:05 ⇒ 9:10 賀多神社 9:10 ⇒ 9:20 常安寺 9:25 ⇒ 9:45 樋ノ山 9:50 ⇒ 10:10 金胎寺 10:15 ⇒ 10:20 西念寺 10:25 ⇒ 10:45 城山 10:45 ⇒ 10:55 近鉄鳥羽駅 |
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