鳥甲山

−秘境も秘境、秋山郷を見下ろす怪峰を攻略−

   
  

山行概要

日 程
2012年10月7日(日)
山 域
秋山郷
天 気
曇り
メンバー
Wヒロシ(I.ヒロシ+F.ヒロシ)
コースタイム
ムジナ平=0:45=小水ノ頭=1:15=白ーノ頭=0:50=鳥甲山=2:10=屋敷登山口=0:40=ムジナ平【5:40】

記録文(写真はクリックで拡大)

 前日は京都から長駆秋山郷までドライブ。おりしも市会開会中で深夜残業のため、出発が遅れたせいもあったが、7時間もかかってしまい、秋山郷最奥の切明温泉「切明リバーサイドハウス」に着いたのは16時を回ってしまった。故に有名な河原の自家製手掘り露天風呂は味わえず残念。
 それでも宿の露天風呂と内風呂に何度も浸かり、明日への英気を養った。

 5時に起床。前夜降っていた雨は何とか上がったようだが、厚いガスで山は全く見えない。予報も不安定な天気ということで、モチベーションはいまいち上がらぬが、宿で前日のうちに作ってもらったおにぎりをほおばり、車で出発。
 鳥甲山の登山口であるムジナ平は切明温泉から5分ほどである。既に数台の車が止まっており、いずれも車中泊のようだ。6時過ぎにスタート。
 のっけからの急登に体がきしむ。さすがに2人とも齢40歳を越え、体力は落ちてきたが、それでも幾多の山々を越えてきたベテランハイカーである。先行していた老夫婦を軽くパス。I.ヒロシの絶妙なペースメイクもあり、どんどん高度を上げていく。

秋山郷を見下ろす 6:52

 小水ノ頭と呼ばれる小ピークで視界が開ける。当然ながら目指す鳥甲山や苗場山は厚い雲に覆われてはいるが、霧の舞う秋山郷は見下ろすことができた。

鎖場出現 6:56

 すぐ先に鎖場が登場。右手に昔使われていたのか、ボロボロの梯子がぶら下がっているのが怖い。
 特に困難な所は無く、難なく通過。

稜線を行く 7:39

 なおも急登が続く。稜線はすっぱりと切れ落ちており、何とも分かりやすい登路だ。
 なぜか荒沢岳の印象とかぶる山。体力に自信のない人は遠慮された方が…
 白ーの岩稜が迫るが、どうもルートは歩きやすいように大幅に改修されているようで、結局、期待した岩場は味わえず、ルートは岩峰を巻いていった… 残念。
 特に困難な所は無く、難なく通過。

鳥甲山 8:58

 白ー通過後、いったんあっけないほどゆるやかなルートに変わる。快調に通過し、最後はまた急登になるが、我々は一気に登りきる。
 屋敷への分岐を分けると、ピークはすぐそこだ。
 ピークはガスに包まれていたが、木々の背が高く、天候に関係なく展望は期待できないので一緒だ。
 軽く食料を補給して、リスタート。先ほどの分岐に戻り、屋敷に下る。

赤ーを振り返る 9:52

 右手が切り立った稜線を進む。時折、秋山郷まで垂直落下の箇所が現れ、なかなか壮観である。
 いつのまにか赤ーを通過する。紅葉はもう少しで見ごろといった感じ。
 さらに進み、屋敷山との鞍部から一気の急降下が始まる。

少し日が差した 11:15

 ドSな急降下を延々とこなすと、不意に堰堤工事用の林道に出た。ここから秋山郷が一望できる。
 荒れた林道をしばらく進み、まだ良く踏まれていない、山道をさらに下る。工事の関係で道が付けかえられたようだ。
 歩きにくいことこの上なし。

鳥甲山が少し見えた 11:34

 屋敷登山口の直前で中高年パーティをパス。聞くとここから登り始めたが、あまりの急登に断念し、引き返したとのこと。彼らの足取りを見ていると妥当な判断だったと思います。安全第一。
 屋敷登山口からはタルい車道歩き。鳥甲山が少し見えたほかは、ひたすら単調な車道をボヤきながら、何とか頑張る。
 車に着いた途端に、雨が降り出した。ラッキー。

 帰路は志賀高原に抜けた。こちらの方が走りやすかった。
 湯田中温泉でひと風呂浴び、篠ノ井の焼肉店「牛若」で肉をたらふく食いまくった後は、近くの「信州健康村」へ。
 こちらのカプセルホテルが今宵の宿だ。サウナと温泉を堪能し、さあ、寝ようかなと思ったが、勢いで整体を予約したのが運のつきであった。
 こちらの整体は、ホンマに痛い。ドSの整体師2人に絶叫を上げるWヒロシであった…
 明日は戸隠山の予定だが、体のダメージは深刻…

参考タイム

10/7ムジナ平 6:056:50 小水ノ頭 6:508:05 白ーノ頭 8:058:55 鳥甲山 9:2011:30 屋敷登山口 11:3012:50 ムジナ平

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