局ガ岳

局ガ岳


【日 程】平成6年12月17日(土)
【人 数】男2人、女1人
【コース】局ガ岳神社=1:00=小峠=0:10=局ガ岳=1:00=局ガ岳神社【2:10】

【記録文】
7:00 近鉄新田辺駅で集合。桜井〜宇陀〜高見越えのルートで飯高町を目指す。局ガ岳神社は堀出のバス停から細い車道を北に向かう。
10:30 局ガ岳神社着。神社は無人。すでに3台駐車してある。そそくさと準備を進める。
10:45 神社を出発。初めは先程の車道の続きを行く。すぐに取付きがあり、山道に入るが、『土砂崩れで登山道通行不能』の看板があるのにはびっくり。とりあえず、先客も引き返して来ないことだし、行けるとこまで行ってみようと、いつもどおりの無謀な決定をし、植林の中を登り始める。
11:10 問題の崩壊地点に到着。ルートは急峻な沢を横切っていたと思われるが、その沢の崩壊に伴い、幅30mほどにわたって根こそぎ無くなっている。沢には細いロープが渡され、対岸にテープも見えるので、だいたいの見当はつくが、こんなところを横断して落石に当たっても誰にも文句は言えない。しかもこの光景を見ても誰一人として『帰ろう』とも言わないのだから、なおさらである。
 足場を確かめつつ、早足で崩壊地点をトラヴァースする。今回の問題点はここのみであった。後は進むにしたがい急峻になる急登をがんばるのみ。
11:50 小峠に到着。見通しは効かないが、冷たい風が吹き抜け、稜線に突き上げたことは実感できる。ここからは雑木林の中の気持ちの良い登りとなる。
12:00 最後はグイッと一気に登り、明るく開けた局ガ岳のピークに到着。巨大な反射板が多少目障りであるが、周囲の大観はそれを補って余りある。特に三峰山の立派さはどうだ。あの秀麗な高見山もここからは三峰の膨大な山体に遮られ、全く見えないほどだ。三峰の右側には室生火山群の見慣れた面々が並び、左側には台高の主稜が一望のもとだ。最高の展望にしばし酔いしれる我々3人であった。
ピークからの三峰山ピークからの三峰山
13:00 展望と昼食を存分に楽しんでから、下山開始。霜が溶けぬかるんでいるので、とても滑りやすい。何度かこけながらも快調に高度を下げ、さっきの崩壊地も難なく過ぎ、休むことなく神社へ向かう。
14:00 局ガ岳神社に帰還。少々あっけなかったが、久しぶりの試運転にはこれくらいがちょうど良いだろう。

 この後、奥香肌荘で汗を流し、往路と同じ道のりで帰宅しました。山にいたのが正味3時間、車内にいたのは7時間といつもの比率が逆転した別の意味で疲れた山行、いやドライブでした。


   

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