牛松山

牛松山


牛松山山頂の金刀比羅神社にて 牛松山山頂の金刀比羅神社にて


【日 程】1996年12月14日(土)
【山 域】口丹波山塊
【メンバー】男2人、女1人
【天 気】快晴
【コース】福性寺=1:10=金刀比羅神社=0:05=牛松山(三角点)=0:35=愛宕神社=0:40=福性寺【2:30】

【記録文】
 10月にヘルニアの手術をしてからの復活山行。連れの車で、京都市内を9時に出発。途中、いろいろ寄り道をしたので、登山口の福性寺には11時前の到着である。
 枯山水の庭園が趣深い寺で水を汲ませてもらう。登山道は寺のすぐ横にある鳥居から始まる。京都では快晴だった空も、今は丹波霧で濃密なミルク色だ。もしかしたら雲海(霧海?)が見れるかもしれないと、皆の期待も高まる。
 リハビリ山行であるので、連れにはゆっくりと登ってもらうことにする。が、ルートは、そんな連れの気遣いは無意味だと感じさせるような急登であり、すぐに皆の息が上がる。
 いつもなら、こんな出鼻の急登には閉口してしまう私であるが、今日は何もかもが新鮮に感じる。山の空気がなんと旨いものか! たった2ヶ月山に行けなかっただけなのに… 山無しには生きていけない自分を再確認する。
 30分ほど登ると、予想通り頭上が明るくなってきた。期待は確信へと変わり、ペースが上がる。
 頂上直下の開けた小平地で、ついに雲海の全貌が見渡せた。北摂・丹波の見慣れた山々が雲海に浮かぶ。わずか600m余りの低山で雲海が見れるのだから、この時期の丹波の山はおすすめです。山座同定の楽しみは3人から無限に時間を奪っていくのでありました。
 金刀比羅神社には正午ちょうどの到着。神社の絵馬堂には保津川下りの舟が奉納されている。ここで昼食をとる。展望は無いが、木漏れ日が眩しい境内であーだ、こーだと喋りながらの楽しい一時を過ごす。
 三角点の埋まる頂上へは、5分程で到着。樹林に囲まれ展望はないが、丹波富士とも呼ばれる端正な山の絶頂にいると思うと気分は最高だ。帰路は愛宕神社へと下る。滑りやすい急下降が続き、油断のできないコースだ。いつにもまして、慎重に下る。
 愛宕神社は全国の愛宕さんの本宮で、有名な京都の愛宕山にもここから分社をしたと神主さんは自慢していた。小さいながらも神聖さを濃厚に感じさせる境内で最後の休憩をとり、車の待つ福性寺まで車道をのんびりと歩いたのでありました。
 帰路は湯ノ花温泉に寄り道し、ひと風呂浴びて帰ってきました。低山はいいな〜と再認識した山行です。


      

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