−岡山県最高峰を手軽に登頂! 日名倉山もついでにゲット!−
山行概要
2020年9月22日(祝) | |
中国山地 | |
晴れ | |
単独 | |
板馬見渓谷登山口=0:25=おごしきコース・一般コース分岐=0:35=大甑山=0:35=後山=0:10=行者コース分岐=0:05=県境稜線分岐=0:10=笛石山分岐=0:25=おごしきコース・一般コース分岐=0:15=板馬見渓谷登山口【2:40】 ベルピール自然公園=0:25=日名倉山=0:15=ベルピール自然公園【0:40】 |
記録文(写真はクリックで拡大)
昨晩は、千種町の北外れの松の木公園で車中泊。
4時に起床し、いったん千種町の町中のローソンに戻り、朝食を取ってから、再び松の木公園に戻り、細い林道で板馬見渓谷を遡る。
まだ薄暗く、慎重に運転する。路面の状況も心配していたが、普通車でも底をすることはなかった。
薄暗い中、歩行開始。渓谷沿いに登っていく。
木橋を渡ると不動の滝が現れる。水量が乏しく迫力不足…
高巻きを重ねながら登っていくと、分岐があり、おごしきコースを取る。
急登が始まる。踏跡も薄く、ボーッとしていると、すぐに踏み外してしまう。赤テープは多いので、大事にはならないが…
ある程度標高を稼ぐと、谷の源頭を何度かまたぐようになる。けっこう切り立っているので神経を使う。
コースタイムを大幅に短縮して大甑山に到着。山頂には平成之大馬鹿門が立つ。
平成之大馬鹿門は、当初、京都の仏教大学の門柱として制作されたが、その彫りこまれた名称に問題ありとする大学側と、否定する作者との意見の違いに端を発し、全国的な話題となり「平成之大馬鹿門」騒動となった。
大馬鹿門が仏教の教えに添わないとする大学側、作者の空充秋氏は、馬鹿という言葉に生きる価値を見失っている現代人に、今一度現代人に「人生ってなんだろう」と問いかけるものなりと、多くの議論が交わされる中、折り合いつかず大学側はこれを拒否。その後、全国から多くの譲渡申し入れが殺到、結果として千種町が譲り受け、21世紀へのシンボルとして、千種川を挟んだ、この大甑山と空山の二つの山に設置された。
大甑山から稜線沿いに高度を上げていく。藪が濃い箇所もあるが、特に問題なし。
余裕で後山山頂に到着。周囲は山又山だ。南方には稜線続きの日名倉山が見下ろせる。
後山山頂には社が建っていた。
ピークを後に、南へ稜線をたどる。静かな縦走路だ。
1253ピークで左に直角に折れ、県境尾根を離れる。
稜線をゆるやかに下っていくと、すぐに笛石山の分岐となり、ここで尾根を離れ、板馬見渓谷へ一気に下る。
ジグザグの急坂だが、登りのコースと同様、踏跡が薄く、何度かルートを外しかける。赤テープだけが頼りだ。
あっと言う間に渓谷に降り立ち、そのまま渓谷沿いに下っていくと、登路に取った、おごしきルートとの分岐に到着。
後は来た道を登山口まで戻るだけだ。登りの時には薄暗くて良く分からなかった、不動の滝も立派な姿を見せてくれた。
ちょうど登山口に着いたところで、下から車が1台上がってきた。山中誰とも会わない静かなハイクだった。
まだ時間が速いので、日名倉山を攻略することに。山頂直下にあるベルピール自然公園から30分ほどで登れるのだ。
公園から遊歩道が延びており、楽勝で山頂まで導かれる。
途中には、日本最大のベル、リュバンベールが見下ろせる。背後には那岐山も見える。
余裕で日名倉山山頂へ。さっき登ったばかりの後山が指呼の間だ。
高速を飛ばして、昼過ぎには大阪に帰還した。久しぶりの4連登、充実した4日間だった。
参考タイム
9/22 | 板馬見渓谷登山口 5:40 ⇒ 6:05 おごしきコース・一般コース分岐 6:05 ⇒ 6:40 大甑山 6:40 ⇒ 7:15 後山 7:20 ⇒ 7:30 行者コース分岐 7:30 ⇒ 7:35 県境稜線分岐 7:35 ⇒ 7:45 笛石山分岐 7:45 ⇒ 8:10 おごしきコース・一般コース分岐 8:10 ⇒ 8:25 板馬見渓谷登山口 ベルピール自然公園 9:00 ⇒ 9:25 日名倉山 9:30 ⇒ 9:45 ベルピール自然公園 |
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