3/23 快晴
5時に起床。最終日にしてようやく気持ち良く山に登れる日がやって来た。はやる気持ちを押さえ、朝食をとる。
【コース】筋湯=0:10=ひぜん湯登山口=1:10=涌蓋越=0:30=涌蓋山=0:50=ひぜん湯登山口=0:10=筋湯【2:50】
【記録文】
ひぜん湯まで車道をなだらかに下る。登山道は橋を渡った龍泉荘の建物を抜ける形で伸びる。林の中を少し登ると、すぐに牧草地に飛び出し、以後、山頂までほとんど草原が続く。ルートは牧草地の中、幾筋も付けられており、ややこしいが、要所にはテープ、ケルン等があり、迷うことはない。
女岳から望む涌蓋山
涌蓋越で林道を横切ると、一気に傾斜が強まる。この頃になると背後には久重、阿蘇が浮かぶ。手前の小ピーク、女岳で一息つくが、ここからの端正な涌蓋山は見事。ピークへはこれまで以上の急登となるが、完全に気分がハイになっている我々は難なく攻略、広大な涌蓋山頂にたどり着く。
久重山群
阿蘇
由布
これまでも見えていた周囲の山々をあらためて見つめ直す。久重からぐるっと時計回りに眺めると、祖母、阿蘇、雲仙、多良、背振、英彦、おとつい登った万年山、そして由布と、北九州の名山は全て見渡せる。今までの荒天が嘘のような無風快晴の下、今山行で初めて溜飲を下げた。
本当は山頂で昼寝でもしたかったのだが、今日中に帰洛しなければならない我々はそうもいかず、泣く泣く下山にとりかかる。
初夏を思わせるような陽気の下、登ってきた道をのんびりとひぜん湯まで下った。
【参 考】
06:00 筋湯
06:10 ひぜん湯
06:35-06:40 休憩
07:25-07:30 涌蓋越
08:00-08:40 涌蓋山
09:40 筋湯
この後、長者原、牧ノ戸峠、大観峰に寄り道をしながら、熊本に戻った。計画からは程遠い山行だったが、終わりよければ全て良し。気分良く京都に帰った。
牧ノ戸峠からの三俣山