綿向山

綿向山

日 程1993年1月9日(土)
山 域鈴鹿連峰
メンバー男2人,女1人
天 気曇り後雨
コースタイム西明寺〜綿向山〜奥ノ平〜竜王山〜西明寺

 軽い雪山ハイクを狙って,鈴鹿前衛の綿向山を目指す。
 京田辺の連れの家に集合し,ここからは私の車で登山口の西明寺を目指す。寺の駐車場に車を止める。行く手には綿向山がかなりのボリュームで迫る。北畑林道が工事中で途中かなりややこしくなっていたが,何とか登山道に取り付き,植林帯の薄暗い中をジグザグに登る。一汗かくころいったん水木林道を横切り,なおも登る。辺りはしだいに自然林に変わり,特に行者堂の付近などはさぞかし美しいと思われる。
 参堂らしい最後の階段を一気に登ると,大ケルンが立つ綿向山頂。雪が無いのは全く期待はずれだったが,それでも高曇りの下,鈴鹿主稜の雨乞岳ははっきりと見渡せた。
 竜王山まで尾根伝いに行くつもりだったが,ブッシュがけっこう深かったので嫌気がさし,とりあえず往路を戻る。水木林道が竜王山の山腹を走っているようだったので,この林道をしばらく進み,綿向山〜竜王山間の尾根の途中に建っている送電線鉄塔が真上に見えるようになると,この鉄塔めがけて一気に登る。全く道の無い中,ブッシュの薄いところを狙って登り,「ひっつき虫」だらけになって何とか鉄塔に到着。目の前の綿向山の迫力にはとにかく圧倒される。


送電線鉄塔からの綿向山 送電線鉄塔からの綿向山


 だいぶ雲が下がってきた。いつ振り出してもおかしくない状況の中,竜王山へ急ぐ。道は尾根づたいにはっきりとついている。展望はほとんどない竜王山を素通りし,西明寺へ下るが,これが超急下降で木を掴みながらの下山となった。西明寺到着と瞬間に雨が降り出したので,寺の観賞もほどほどにとっとと車に戻った。


      

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