日 程 | 1991年11月30日(土) |
山 域 | 柳生街道 |
メンバー | 男1人、女1人 |
天 気 | 晴れ |
コースタイム | 近鉄奈良駅〜首切地蔵〜芳山〜誓多林峠〜円成寺 |
晩秋の史跡ハイク。この当時、社会人1年目で精神的・肉体的疲労がたまったのか、1ヶ月以上風邪の症状が治らず、悲惨な状況。それでも山の空気が吸いたくて、無理して出かけてしまう。
近鉄奈良駅で落ち合い、紅葉の奈良公園を横切り、春日大社経由で柳生街道の入口のへ。いきなり本日のお目当て石畳の旧街道をのんびりと進む。今日のお相手はこの秋から働き始めたばかりとあって、半年だけ社会人先輩なのをいいことに、偉そうなことばかり言ってたような気がする。
石畳はずっと森の中に続く。昔から良く歩かれた道だけあって、さほどの登りもなく、石切峠へ。車道が通じ、立派な茶屋も建っている。茶菓子で一服。
しばらく車道を行く。芳山へはこれまでの自然歩道からいったん離れるが、そのルートは少々難解。竹林を右往左往するが、いっこうに埒があかないので、最後はいつものように見当をつけた高みへ強行突入! これまたいつものようにピークの標識と立派なルートを発見… 連れには悪いことをした。芳山は展望なく、石仏が佇むだけの静かなピーク。晩秋という季節がぴったりとはまる空間だった。
自然歩道に復帰する。これまでとは違い、明るく開けた景色が次々と広がる。日常のつまらないしがらみも次々と風に流しながら、ゴールの円成寺にたどり着いた。
バスで奈良市内に戻り、祝宴を上げる。風邪はどこかに飛んでしまったようだ。