吉野山

吉野山


【日 程】1992年4月11日(土)
【山 域】大峰山脈
【天 気】曇り時々晴れ
【メンバー】男2人
【コース】近鉄大和上市駅=bus=大滝〜蜻蛉滝〜青根ガ峰〜西行庵〜上千本〜中千本〜蔵王堂〜吉野駅

【記録文】
 大滝のバス停からよく整備された散策路を進むと、程なく蜻蛉滝に出る。周囲は公園風に整備され、桜もほぼ満開状態。山向こうの吉野桜への期待がいやが応にも高まる。
 音無川沿いの静かな登山道を進む。周囲は青々とした植林帯。二股から少し先で道は谷を離れ、稜線目掛けての急登となる。稜線に登りついたと思ったのも束の間、すぐにダートの車道に出くわす。目指す青根ガ峰の登り口を探すが、良く分からず、近くの高みを目掛けて適当にブッシュの中を登ると、すぐに青根ガ峰の三角点に飛び出した。分かってはいたものの、展望皆無のため、すぐに下山開始。山腹を絡んでいく。人の声がするなぁと思っていたら、急に大勢の観光客に囲まれ、西行庵に着いたことを知った。奥千本の桜はまだ3部咲きといったところだが、西行庵周辺の落ち着いた雰囲気は素晴らしく、しばらくの間無言で佇んでしまった。

西行庵にて西行庵にて

 ここからは完全に観光モードに突入。金峯神社に参拝の後、獅子尾坂を下り、少し登り返した高城山では本日最高の展望に恵まれる。全山淡いピンク色に染まった吉野の山に蔵王堂の威容が浮かび、さらにその背後には金剛竜門の山並みが続く。この後も水分神社、勝手神社と観光を続けながら山を下る。桜も下るほどに満開となり、まさに狙い通りの展開となった。

水分神社にて水分神社にて

 寄り道ばっかりのせいか、蔵王堂には参拝時間ギリギリの到着となってしまった。


      

inserted by FC2 system