我拝師山・香色山

我拝師山・香色山


我拝師山と奥の院我拝師山と奥の院


【日 程】平成10年11月21日(土)
【山 域】五岳連山
【天 気】曇り時々晴れ
【メンバー】単独
【コース】出釈迦寺=0:30=奥の院=0:15=我拝師山=0:10=奥の院=0:10=中山=0:10=奥の院=0:20=出釈迦寺【1:35】
     善通寺=0:15=香色山=0:15=善通寺【0:30】

【記録文】
 田舎(丸亀)に帰ったのを利用して、山に登ることにする。私には珍しく、2ヶ月ぶりの山行であり、足慣らし程度にと、近くの我拝師山をセレクトする。
 登山口の出釈迦寺は、ご存知第73番札所。そのせいか道標が多く、スムーズに寺前の駐車場までたどり着く。今日は出発が遅いせいか、境内はすでにお遍路さんで溢れていた。
 境内を抜けて出発。みかん畑の中の舗装された小道を行く。目指す我拝師山は覆い被さるように見える。すぐに林道に合流する。ここまで車の乗り入れが可能なようだ。この車道を横切り、なおも細い車道を登っていく。途中の水場を過ぎると、ここで舗装路は終了。登山道となる。頭上に奥の院があるせいで、ここまで下山する人をちらほらと見かける。88番の巡礼も中々大変なようだ。(いつか私もやるんだろうな・・・)しだいにルートはジグザグの急登となる。運動不足の体からたちまち汗が噴き出す。体中から毒素が抜けていくような感じで、久しぶりの山道をじっくりと味わう。
 山門が現れると、奥の院。よくもこんなところに・・・ と思うほど狭くて切り立った鞍部に建てられている。境内は風の通り道となっていた。四国にも寒気が入り込んできたようだ。社殿の裏はすぐに岩場となっており、「立ち入り禁止」のロープがかかってあるが、無視してピークに向かう。鎖場もあるなかなかスリリングな登りをこなすと、後はピークまで木立の中の落ち着いた登りとなる。ピーク周辺はこれまでの登りが嘘のような平坦な台地となっており、木々の中に三角点がひっそりと埋まっていた。
 岩場の下りに注意しながら奥の院に戻り、そのまま稜線を反対側の中山に向かう。ルートはプッシュに覆われた踏み跡程度の道なので、この季節しか快適に登れないだろう。中々急で骨の折れる登りだが、無理して登ったのは訳がある。この登りから眺める我拝師山と奥の院の展望が絶景なのだ。さすが昔捨身ガ嶽と言われただけのことはあり、絶壁が素晴らしい。
 何も無い中山のピークに表敬訪問し、すぐに奥の院に戻る。そして、さらにお遍路さんが増えた山道をゆっくりと出釈迦寺まで下った。

 物足りないので、もう一山登ることにする。この辺りの山は手軽に登れる山がたくさんあり、そのどれもが近畿の山に匹敵するほどの豊かな歴史を秘めているので、なかなか楽しめる。いろいろ迷ったが、結局、同じ五岳連山の香色山を目指すことにする。
 出釈迦寺から善通寺までは車で5分。広大な駐車場に車を止め、寺前の食堂でうどんを掻き込んでから、香色山に向かう。登山口は駐車場のすぐ目の前。赤い鳥居をくぐり、ゆるやかに登り出す。標高が157mとあって、汗をかく前にピークに到着。小山だが展望は素晴らしい。先ほど登った我拝師山が目の前に迫るのに加え、反対側は飯野山、瀬戸大橋が一望できる。
香色山から飯野山、善通寺を望む香色山から飯野山、善通寺を望む
 さらに峰続きの筆ノ山を目指そうと思ったが、ルートが不明瞭だったので、無理せず引き返すことにした。


【参 考】
 09:30    出釈迦寺
 10:00    奥の院
 10:15-10:20 我拝師山
 10:30    奥の院
 10:40-10:45 中山
 10:55    奥の院
 11:15    出釈迦寺

 11:50    善通寺
 12:05-12:15 香色山
 12:30    善通寺


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