本宮山

−地元から愛される信仰の山に挑む−

   

山行概要

日 程
2022年12月30日(金)
山 域
奥三河
天 気
晴れ後曇り
メンバー
単独
コースタイム
ウォーキングセンター=0:30=鶯峠=0:20=見返り峠=0:20=風越峠=0:20=砥鹿神社奥宮第三鳥居=0:10=砥鹿神社奥宮=0:10=本宮山=0:10=砥鹿神社奥宮=0:35=蛙岩(東屋)=0:20=鶯峠=0:20=ウォーキングセンター【3:15】

記録文(写真はクリックで拡大)

砥鹿神社奥宮第一鳥居 6:32

 ウォーキングセンターから車道を北に進んで行くと、登山者用の駐車場が現れ、その先に砥鹿神社奥宮の第一鳥居が現れ、参道が始まる。

鶯峠 6:55

 「鹿跳坂」の標識が建つ坂を登る。傾斜は緩やかだ。町石があり、砥鹿神社奥宮は50町らしい… 遠い…
 登山口から1kmほど登ったところにある鶯峠。あんまり峠らしい地形ではないなぁ…

小栗鼠坂 6:58

 鶯峠から今度は「小栗鼠(こりす)坂」を登る。動物シリーズか(笑)…

朝焼けに燃える木々 7:01

 ようやく陽が昇ってきた。真っ赤に木々が燃える。これは綺麗だ。
 今度は「野猿坂」を登って行くと、林道に出合う。ベンチがあるので休憩適地だ。
 林道を横断し、さらに登って行くと見返り峠に到着。ここで22町だ。

馬背岩 7:18

 見返り峠から見返り坂を登って行く。岩が露出した険しい坂道だ。
 26町から27町にかけて、馬背岩という巨石が鎮座する。

梯子岩 7:21

 馬背岩のすぐ先から梯子岩という岩の急登となる。
 これを登り切ったところに蛙岩という巨石があり、その横に東屋が建っている。

東屋からの展望@ 7:25

 岩頭の上に建つ東屋は南側の展望良好。

猪駆坂 7:26

 東屋のすぐ先から、「猪駆坂」が始まる。「獣坂」シリーズ、多彩です(笑)…
 坂を登ったところが風越峠。ここも峠っぽくない地形…

砥鹿神社奥宮第二鳥居 7:37

 立派な石段が現れ、一気に登ると第二鳥居に到着。「是より霊峯本宮山 砥鹿神社境内」の標識が立っており、身が引き締まる。
 水場もあるが、寒すぎて使う気になれず…

山姥の足跡 7:43

 鳥居からしばらく石段が延びるが、やがて木の根が張りめぐらされた坂道となり、頑張って登って行くと、「山姥の足跡」という巨石に出る。
 昔、山姥が本宮山と石巻山とをまたぎ、豊川の水で髪を洗った時の足跡だと言い伝えられている。かなりの大女(笑)…
 岩に浅い窪みがあり、 登山者がこのくぼみで足先をこすると、登りでは足が軽くなり、下りでは足の運びがよくなると伝えられている。

砥鹿神社奥宮第三鳥居 7:55

 「山姥の足跡」の先で、再び林道に合流し、少し左に車道を進んでから、再び山道へ。
 石段を登って行くと、ベンチが整備されたお清水舎広場があり、ここにも水場があるが、またも素通り。
 石段から丸太階段に変わり、さらに登って行くと、砥鹿神社奥宮第三鳥居へ。第三鳥居の石板には「砥鹿神社本宮」と書かれているが、1300年以上の時を重ねており、完全に色褪せている。

砥鹿神社奥宮第四鳥居 8:01

 さらに登ると第四鳥居。
 「是より霊峯本宮山 砥鹿神社第一神域」の標識が立つ。いよいよ奥宮の中枢地域へ足を踏み入れる。気が引き締まる。

荒羽々気神社 8:02

 磐座らしき巨石が点在し、ムード満点の神域の中を登って行く。
 第四鳥居のすぐ奥に建つ奥宮末社の荒羽々気(あらはばき)神社。健脚の守護神で、お参りすると足が良くなる足の神様らしい。

八柱神社 8:04

 荒羽々気神社のすぐ奥には同じく奥宮末社の八柱神社。背後の磐座を背負って建っている。
 奥宮末社。五男三女神の八柱を祭神とし、標識には神徳として「家庭の和楽と朋友の道を守護し善導される」と記してあった。
 さらに石段を登ると、いよいよ奥宮だ。

砥鹿神社奥宮 8:07

 砥鹿神社は、この本宮山山頂の奥宮と、麓の里宮によって構成されている。三河國一宮である。主祭神は大己貴命(おおなむちのみこと:大国主命)
 「砥鹿大菩薩縁起』によると、文武天皇の大宝年間(701−04年)に、帝が御病気の時、「公宣」卿(社家草鹿砥氏の祖)が、三河國設楽郡煙巌山の勝岳仙人のもとに勅使として派遣されたが、道に迷い、本宮山に踏み入った。この時、砥鹿神が老翁の姿で出現し、助けたことにより、文武天皇の勅願により、本宮山麓に宮居を定め、その時、清流に衣を流し、流れ着いた地に社殿を建てたという。
 御朱印を頂戴したかったが、まだ朝早く、社務所は無人… 仕方がないので、先に本宮山山頂を目指し、社殿の東側をすり抜けていく。

本宮山 8:20

 参詣所の前を通り抜け、大きな赤鳥居をくぐると参拝者用駐車場があり、ここまで車で登れるようだ。
 砥鹿歩道橋で本宮山スカイラインを渡ると、本宮山まで最後の登り。足元が凍っており、慎重に登る。
 山頂には各種アンテナが乱立… また雪雲に覆われ、視界はほぼ0… とっとと下山開始。

巨大な赤鳥居 8:29

 雪が残る祈祷者専用駐車場から赤鳥居をくぐって、再び境内へ。
 奥宮の社務所は今度は開いており、無事に御朱印をゲット! 来た道を下る。

東屋からの展望A 9:10

 一気に下り、蛙岩の横にある東屋へ。
 早朝の景色とはだいぶ雰囲気が変わった。

砥鹿神社奥宮第一鳥居 9:43

 その後も一気に下り、あっと言う間に第一鳥居に着陸。
 後は車道をウォーキングセンターまでタラタラ歩くだけだ。天気はもう一つだったが、大勢の人で賑わう本宮山、地元に愛されていると感じました。

参考タイム

12/30ウォーキングセンター 6:256:55 鶯峠 6:557:15 見返り峠 7:157:35 風越峠 7:357:55 砥鹿神社奥宮第三鳥居 7:558:05 砥鹿神社奥宮 8:108:20 本宮山 8:208:30 砥鹿神社奥宮 8:359:10 蛙岩(東屋) 9:109:30 鶯峠 9:309:50 ウォーキングセンター

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