蹴上〜鹿ケ谷(京都一周トレイル その2)

−午後からぶらり京都一周トレイルの続きを−

   

山行概要

日 程
2011年6月12日(日)
山 域
京都東山
天 気
曇り後雨
メンバー
単独
コースタイム
烏丸御池=0:45=日向大神宮=0:45=大文字山=0:15=楼門の滝=0:50=烏丸御池【2:35】

記録文

 昼からどうしても体を動かしたくなり、悪天の予報だったが、自宅から歩きだす。京都一周トレイルの続きを3年振りに歩むことにし、東へ。京都会館、動物園と岡崎の喧騒を抜け、蹴上のインクラインのところから山中に分け入り、急な細い舗装路を登っていく。

日向(ひむか)大神宮 13:48

 清和天皇の勅願によって天照大神を粟田山に勧請した事に始まり、いったん応仁の乱で焼亡したが、 寛永年間に再興された。
 京都ではマイナーなお宮だが、山中の厳かな雰囲気が素晴らしい。

 ここから山道に入る。何度かアップダウンを重ねながらゆるやかに登っていく。ほぼ樹林帯の中で眺望は利かないが、折から雨も降ってきたのでちょうど良い。
 こんな悪天なのに、けっこう歩いている人が多い。流行の山ガールも発見。こんな天気で無理して登らなくてもと、自分のことを棚に上げて思う。山嫌いにならなければ良いのだが…

大文字山 14:38

 大文字山への山頂へは、トレイルから5分ほどの寄り道となる。京都に住んでいるにもかかわらず、何と23年ぶりの登頂。
 市街の見晴らしはそれなりに良いが、火床に比べると広々さは比べ物にならない。なので、大文字山に登りに来ても、ここまで来る人はかなり稀だと思われる。私もそうです。

 トレイルまで戻り、鹿ケ谷へ一気に下る。雨はしだいに強さを増しているようだが、木々に守られ、ほとんど濡れることはない。
 傾斜がどんどん急になり、運動靴では危なくて仕方がない。細い沢筋が降りるにつれ、徐々に太さを増し、いつしか轟音を響かせるまでとなる。

楼門ノ滝 14:55

 俊寛僧都忠誠之碑のすぐ下に楼門ノ滝が現れる。梅雨時期で水量があり、なかなかの迫力。
 鹿ケ谷事件に思いを馳せながら下る。俊寛は事件の発覚後、薩摩硫黄島に流されたらしいが、学生の頃、薩摩硫黄島を訪れた時に、俊寛堂があったことを思い出す。
 しばらくで車道に降り立ち、そこからすぐに霊鑑寺。今日はここで終わりにしよう。山道のように木々のシールドがなく、雨にすっかり濡れてしまった。
 このまま丸太町通に出て、そのまま自宅まで歩いて帰った。

参考タイム

6/12烏丸御池 13:0013:45 日向大神宮 13:5014:35 大文字山 14:4014:55 楼門ノ滝 14:5515:45 烏丸御池

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