北摂山群(歌垣山・高岳)

北摂山群(歌垣山・高岳)


【日 程】1998年2月28日(土)
【山 域】北摂山群
【メンバー】男1人、女2人
【天 気】曇り後晴れ一時雨
【コース】
 歌垣山登山口=0:30=歌碑のあるピーク=0:05=歌垣山=0:35=妙見奥ノ院=0:20=真経寺=0:30=歌垣山登山口【2:00】
 猪名川変電所=0:25=猪名川不動尊=0:40=高岳=0:25=猪名川不動尊=0:20=猪名川変電所【1:50】

【記録文】
 京都駅で連れと少し遅めの待ち合わせ。故に農協の歌垣支所に車を置き、出発した時には11時を少し回っていた。
 立派な道標に導かれ、細い車道を一直線に歌垣山へ向かう。谷に沿って登るが、かなりの急傾斜であっと言う間に息が切れる。一気に稜線に登りつき、まずは左手、歌碑のある広場に向かう。
 雨が降り出す。歌碑の広場には立派な休憩舎もあり、タイミングよく雨宿り。何とか雨が上がるのを待って三角点ピークへ。山には悪いが何の変哲も無いピークだった。
 階段状に整備された歩道をどんどん下っていくと車道に出くわす。堀越峠である。産廃不法投棄の注意看板が立ち並び、またそれを全く無視するように捨てまくられたゴミの山に溢れる無粋な車道をしばらく進むと、待望の山道となり、奥ノ院までジグザグに登っていく。名のとおり奥ノ院は荘厳な雰囲気に満ち溢れていた。小雨もこの時ばかりは雰囲気にマッチしていたようだ。
 奥ノ院から整備された参道を下る。真如寺には行場の滝で打たれる人もおり、ムードは高まる。持経寺もこの辺りでは立派過ぎる伽藍を誇っている。このような立派な古刹にここで出会えると思ってなかったので、何か得した気分になりながら、バス道に戻り、車の待つ場所まで車道をてくてくと歩き、途中のドライブインで昼食をとって、車の待つ歌垣支所へ。
 もう帰ろうとも思ったが、晴れ間が見えてきた。相談の結果、これまた未登の高岳へ急遽向かうことにする。車を猪名川変電所まで走らせる。9年前に大野山を登ったときにも来たが、この変電所の光景は中々凄い。巨大な鉄塔が林立し、何かSF映画の光景でも見ているようだ。この横に車を停め、歩き始める。車も通れそうな道を歩めばすぐに猪名川不動尊に着く。適当に見物してさあ登ろうと思うが、登り道が見つからない。登り口は不動尊手前の車道からのびていたが、全く気付いていなかった。
 後ははっきりしたルート。清らかな小川沿いの道、雑木林の爽やかな坂道と里山としては出色のルートをたどり、赤い送電線鉄塔の建つ高岳のピークへ快調に登りつく。空はすっかり晴れ渡った。北摂西部の山々が一望の下である。いくつかのガイドブックで賞賛されていた展望が思いのまま。冬の早すぎる夕焼けの斜光線も印象を増幅させていたようだ。
 帰路も気持ちよすぎる雑木林を味わいながらのんびりと下る。不動尊に戻るとすっかり日は大きく傾いていた。後はお約束の汐の湯温泉! ポカポカとしたまま、京都まで走りぬき、市内の居酒屋でおあずけのビールを堪能したのであった。


【タイム】
 11:05    歌垣山登山口
 11:35-11:45 歌碑のあるピーク
 11:50-11:55 歌垣山
 12:30-12:40 妙見奥ノ院
 13:00-13:10 持経寺
 13:35-14:10 ドライブイン(昼食)
 14:30    歌垣山登山口

 14:45    猪名川変電所
 15:10    猪名川不動尊
 15:55-16:05 高岳
 16:45    猪名川変電所


      

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