−東北ピークハント連戦の第2戦 体調最悪でヘロヘロ登山−
山行概要
1989年8月21日(月) | |
磐梯山 | |
快晴 | |
単独 | |
JR猪苗代駅=TAXI=猪苗代スキー場=1:25=沼ノ平=0:25=黄金清水=0:05=弘法清水小屋(磐梯山往復30分)=0:30=中ノ湯=0:25=銅沼=0:20=裏磐梯スキー場=0:35=磐梯高原【4:15】 |
記録文
アプローチの様子は、「みちのくひとり山旅1989」をご覧ください。
日陰の全くないスキー場の急斜面をフラフラと登る。暑い。天気が良すぎる。最初の1時間は10分ごとに休憩する始末で、やっとのことでスキー場を突破すると、沼ノ平では座り込んでしまった。
半時間程休んで、やっと周りの景色に目が向きだす。沼ノ平からの磐梯山は火口壁がすごい形相をしている。大昔、沼ノ平が火口であったのが素人にも分かる景色である。
ここからはガラガラの急な登りであるが、スキー場の悪夢に比べれば、物の数ではない。黄金清水は美味。ほとんど場違いな場所に湧いているのがよい。ガラガラの火山地帯と流水、ミスマッチである。
清水から一投足で弘法清水小屋。ここまで来ると裏磐梯(こっちから登るほうが、どうみても楽である)からやって来る家族連れもたくさん現れる。磐梯山へは小屋の裏手の急斜面を登る。
色々ありましたが、何とかピーク直下まできました。今回何故か気持ちの盛り上がりがあまりなく、淡々と登ってます。
ピークは、観光客とトンボでいっぱい。余計シラける。早々にピークを後にし、中ノ湯へ。途中、小学校の団体登山と擦れ違い、20分足止めを食う。イライラは頂点に達し、以後駆け降りる。中ノ湯も素通りし、一気に銅沼へ。
沼畔に腰を下ろし、周りの景色をしばしの間、眺めていると心も落ち着いてきた。実際、銅沼は裏磐梯でも有数のビューポイントである。自分が周りの景色の中に溶け込んでいくのがよく分かった。
今までの気の重さが嘘のように朗々と歩く。裏磐梯スキー場からの林道も苦もなく歩きとおし、観光客でごった返す磐梯高原のバス停にたどり着いた。
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諸国名山探訪
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