−山陰プチ山旅の2日目。喧噪の石見銀山を早朝から攻略。憧れの温泉津温泉も満喫−
山行概要
2014年5月4日(祝) | |
石見銀山(大江高山火山群) | |
快晴 | |
K、私 | |
石見銀山世界遺産センター=0:15=仙ノ山展望台=0:40=石銀千畳敷=0:15=仙ノ山=0:10=石銀千畳敷=0:25=佐昆売山神社=0:10=龍源寺間歩=0:40=大森【2:35】 |
記録文(写真はクリックで拡大)
昨日の船上山に続いての2日目。
何とか5時に起床。山陰自動車道を西へ。現時点の終点の出雲ICからR9でさらに西へ。
出雲大社方面を望む。今日も良い天気。
赤褐色の石州瓦が印象的。
さすがにこの時間ではガラガラだった(昼に戻ってきた時は、400台近い駐車場は満車で、順番待ちの長蛇の車列ができていた…)。
普通の観光なら、ここからシャトルバスで大森地区に向かうのだが、我々はこの辺りで一番高い山となる仙ノ山を攻略してから、銀山へ降りるという、天邪鬼プランである。
センター横から、整備された遊歩道が頭上に伸びている。少々肌寒い位のカラッとした陽気で、ハイクには申し分ない天候だ。
ひと登りで林道に出合う。ここには展望台がある。
石見銀山を挟んで、山城跡のある要害山を望む。
本日の目的地である、大森地区の街並みが見下ろせる。
この辺りでは、圧倒的な高さを誇っており、とにかく目立つ。
13年前に、最悪の天気に登ったきりなので、再登したくなってきた。
しばらく車道を進む。退屈なルートだが、周囲の新緑が気持ち良く、ストレスは感じない。
林道が尽きると、石銀千畳敷への遊歩道が続く。頭上が大きく開けてきた。
千畳敷の奥に小さな間歩が口を開けており、その脇に仙ノ山への踏み跡が続いているが、特に道標はないので注意。
連れをあずまやに残し、竹林の中を突き進み、周辺で一番高いと思われる辺りに三角点は確認したが、特に山名の標識はなかった。そそくさと来た道を戻る。
道標に従い、佐昆売山(さひめやま)神社方面へ下る。道はしっかりしているが、かなりの急降下。慎重に下る。
俗な言い方だが、「パワースポット」とは、こういう所のことを言うのかと思うほど、神聖な力を感じる。しばし無言で佇む…
龍源寺間歩は予約なしで見ることのできる石見銀山唯一の坑道で、入口まで神社から10分ほど。
300mほどの坑道が公開されている。通り抜けると、佐昆売山神社の前に戻ってきた。
大森地区目指して、のんびり車道を下っていく。徐々に観光客が増えてきた。
腹が減ったので、我慢できず、ガイドブックに載っていたカフェへ寄り道。牛すじトロトロでした。
連れが群言堂で雑貨選びに夢中になってしまったので、手持無沙汰の私はまたしても食ってしまった。クラムチャウダーに五穀パンで、もうお腹いっぱい。
少し高台になっている観世音寺境内からの街並み。石州瓦が素敵でございます。
通りが人でごった返すようになってきたので、大森代官所跡バス停から石見銀山世界遺産センターへ脱出。
次のターゲットである温泉津温泉へ向かう。
銀山から30分ほどのドライブで、温泉津に到着。
街なかの車道は細いので、温泉津港の前に立つ観光案内所の「ゆうゆう館」に車を止め、街歩き&湯あみに向かう。
いかにも昔ながらの温泉町って感じ。
龍御前神社の奥ノ院へひと登りすれば、温泉津のこじんまりとした街並みが一望。
趣のある佇まい。立ち寄り湯はこの薬師湯と元湯の2箇所があるが、日本温泉協会からオール5と評価されたのは薬師湯の方だったので、こちらをチョイス。
湯の花で鍾乳石のようになった湯船が一つあるだけのシンプルなお湯だが、当然ながら塩素臭一切なく、最高でした。
屋上テラスからは、湯のまちが一望。湯冷ましには最高でした。
大満足で松江に戻る。この日は夕食もそこそこに、バタンキューだった。
3日目は、天気がいまいちなのは分かっていたので、パワースポット巡りに充てる。まずはド定番の出雲大社へ。一流観光地であるので、8時前には松江を後にしたが、8時半過ぎで、大社の近くの駐車場は既に満杯で、600mほど離れた、道の駅「大社ご縁広場」にやむなく駐車。それでも神門通りのショップを楽しむことができたので、こちらの方が正解だったか。
9時にして大社は人でごった返していた。私は25年振りだったが、隔世の感がありました。
出雲大社御用達の有名店。10時前には既に行列が…
続いて、定番観光地の日御碕へ。
あっという間に天候回復。今日も一山登ったら良かったかな。
と言いながらも、延々と螺旋階段が続く、日御碕灯台の登りはキツかった。
遊歩道で日御碕神社に向かう。途中、ウニ丼で有名な「花房」さんの脇を通るが、ここはグッと我慢して、神社へ。
朱塗りが鮮やか過ぎる。しかし、私の頭の中はウニ一色だった(失礼)…
慌ててお店に戻り、息せき切ってウニ丼を注文。キターッ!
ビール我慢できませんでした。ごめんなさい。
腹を満たした後は、パワースポット巡りへ。
山中へ分け入り、まずは韓竈(からかま)神社へ。駐車場から往復徒歩30分くらいは必要。最後は300段の石段が待ち受ける。
大岩の間に建てられ、いかにもと言った雰囲気が漂う。
続いて、車で10分ほどの鰐淵(がくえん)寺へ。境内は瑞々しい新緑に包まれていた。
更に、いったん宍道湖岸に出てから、再び山中に分け入り、一畑薬師へ。
結構な高地に建っており、眺望は抜群。「目のお薬師様」として、つとに有名であるので、最近ひどくなってきた私の老眼の進行防止に少しは御利益があるか。
この日は特に最終目的地を決めてなかったが、明日の最終日のことを考えて、鳥取まで進んでおくか。山陰自動車道がだいぶ整備されたおかげで、以前より相当楽になりました。
途中、はわい温泉に立ち寄る。ここ「旅館水郷」さんのお湯は源泉掛け流し。夕食時のせいか、湯船を独占できました。
鳥取市内には21時に到着。長い1日だ。今日は車で寝ることにし、駅前の居酒屋「村尾」さんへ。
猛者エビばっか食ってるな〜 とにかく疲れました。
いよいよ最終日。高速でなく、海沿いにのんびり帰洛することに。
写真は新温泉町辺りの穴見海岸。
丹後ちりめん歴史館などに寄り道していたら、いつの間にか宮津まで来ていた。ここで穴場の「レストラン漁連」さんを発見。定食はものすごいボリュームかつ、魚も新鮮。これで2000円くらいでした。安い。時間のせいもあって、客は私たちだけで、店のお母さんは慌てて板前さんを呼びに行かれました(笑)。
さすがに遊び疲れたので、京都に帰りました。あ〜疲れた。
参考タイム
5/4 | 石見銀山世界遺産センター 7:15 ⇒ 7:30 林道出合(仙ノ山展望台) 7:35 ⇒ 8:15 石銀千畳敷 8:15 ⇒ 8:30 仙ノ山 8:30 ⇒ 8:40 石銀千畳敷 8:45 ⇒ 9:10 佐昆売山神社 9:15 ⇒ 9:25 龍源寺間歩 9:40 ⇒ 10:00 Cafe住留 10:20 ⇒ 10:40 大森 |
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