−お気楽山行のはずが、悲惨な灼熱の林道歩き20キロ 登山靴も破壊され、散々な1日−
山行概要
2007年9月1日(土) | |
伊吹山地 | |
晴れ時々曇り | |
Wヒロシ(I.ヒロシ+F.ヒロシ) | |
高山キャンプ場=0:45=追分=0:30=林道出合(1回目)=1:00=林道出合(2回目)=1:20=金糞岳=0:40=鳥越峠=2:15=高山キャンプ場【6:30】 |
記録文
仕事の関係で年々山は遠のく一方だが、ついに9月の声を聞く頃になっても夏山は0。もうホントに危機的な状況である。体力も落ち放題で、下手したら1、2年山から遠のくのかなと諦め気分でいたところにI.ヒロシ氏からお声がかかった。
体力に全く自信がないので、車でアプローチを短縮できる金糞岳をお願いし、5時に自宅まで迎えに来てもらった。
順調に高山キャンプ場へ。車内では「時間が余るので、もう一山いくか!」との余裕発言も出ていたが…
さらに奥へ進もうとした途端、看板が… 何と林道工事中。車を使えば2時間半で済むところが、7時間にタイムが激増してしまった。しばしの間、協議タイム…
ここは男らしく初志貫徹、下から登ることに決定!!(他を考えるのが面倒くさかっただけ)
2人とも水、食料ともほとんど持っていないが、何とかなるやろという、ええ加減な判断。
意気は上がらぬが、川沿いの古い林道を進む。道幅狭く、路面も荒れているので、車の通行は不可。
集落があったような跡を過ぎると追分に到着。ここで沢を離れ、中津尾根に入るが、ブッシュがきつい。当然ながら蒸し暑く、蜘蛛の巣も多い。先頭のI.ヒロシ氏は完全にキレ気味。今や金糞岳を下から登る者はいないのか。
登山道はさらに林道をショートカットするように伸びていくが、もうブッシュはこりごりということで、かなりの迂回になるが、我々は林道をそのまま進むことに。展望は良く、たまに風も抜けるので、結構快適な林道歩きだった。
ちょうど1時間で2回目の林道出合へ。本来ならここまで車で登るはずであったが…
再び登山道へ。さすがにここからのルートは整備されていると思っていたが、何かブッシュがち。あまり歩かれてないのかな〜 滋賀県第二の高峰にしては寂しい限り。
途中に小朝、大朝の頭などの小ピークがあるので、金糞岳本峰へはなかなか近づけない。やはりこのクラスの山を夏に登るのは無謀だったか。2人からでる愚痴はピークまで途切れることがなかった…
遮るものがないので、暑くてたまらないが、展望は優秀。能郷白山をはじめ、奥美濃の山々が顔を揃える。
虫も多くゆっくりできないので、早々に下山。帰路は大朝の頭との鞍部に林道に出る分岐があったので、ブッシュをさけるため、そちらにエスケイプ。すぐに林道へ。
少しの登りで、鳥越峠。峠にある開通記念碑には、高山から鳥越峠間は12キロと記されてあった。まだまだ先は長い、しゃべくりでごまかしながら林道をひたすら下る。1回目の林道出合を過ぎ、残りあと5キロくらいかとホッとしていた頃、右足に異変が…
それは急にやってきた。何か右足に違和感を感じた瞬間にソールがベロッと一気にはがれた。噂には聞いていたが、こーなるもんなんですね。2人でゲラゲラ笑うが、これがアルプスの稜線で起こったらと思うとゾッとする。
右の靴底は薄皮1枚になってしまったため、アスファルトの暑さを足裏に感じながら、何とか高山キャンプ場に戻ってきた。
久しぶりにしては良く歩いたと思ったが、それだけだったような今一つの山行だった。
高山から車で数分の所に「健康パークあざい」があり、温泉ではないが、炭酸泉風呂や露天風呂、サウナなどひととおり揃っており、何より火照った体に水風呂が気持ちよい。
さっぱりした後は、どこかで近江牛でもシバこうかと思い、長浜、彦根をブラついたが、適当な店がなく、迷走の末、彦根IC近くの「カルビ大将」へ。がっくりのチェーン店チョイスだったが、近江牛のメニューもあり、結構満足してのフィニッシュとなった。
参考タイム
9/1 | 高山キャンプ場 7:50 ⇒ 8:35 追分 8:35 ⇒ 9:05 林道出合(1回目) 9:05 ⇒ 10:05 林道出合(2回目) 10:05 ⇒ 11:25 金糞岳 11:30 ⇒ 12:10 鳥越峠 12:10 ⇒ 14:25 高山キャンプ場 |
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