額井岳

額井岳


【日 程】1988年2月11日(木)
【山 域】額井火山群
【メンバー】男2人
【天 候】曇り後晴れ
【コース】近鉄榛原駅=0:35=東海自然歩道入口=0:25=十八神社=0:35=額井岳=0:30=戒場峠=0:15=戒場山=0:25=東海自然歩道合流点=0:05=山部赤人墓=0:15=十八神社=0:50=近鉄榛原駅【3:55】

【記録文】
 榛原駅を9時半にのんびりと出発。長閑な山里をのんびりと進む。吹く風も爽やかで、とても2月とは思えない快適さである。


十八神社にて 十八神社にて


 東海自然歩道の入口までゆるやかに高度を上げる。1歩ごとに行く手の額井岳は覆いかぶさるように迫力を増し、背後の山並みはその高さを増していく。自然歩道をたどるようになると、より鄙びた山村が展開する。歩道は等高線をなぞるように進んでおり、平坦な道が十八神社まで続いている。ここから登山道となり、急登が続く。さすがに大和富士と呼ばれる山だけあって登りは相当にきつい。いったん林道を横切り、さらに急登をこなすと、案外早く額井岳のピークにたどり着いた。展望はほとんどきかないが、唯一足元だけが開けていて榛原の街と近鉄電車の取り合わせを眺めていると、鉄道模型のジオラマを見ているようだった。


戒場山への途中から額井岳を振り返る 戒場山への途中から額井岳を振り返る


 戒場峠へはヤブの中を何度かアップダウンを繰り返す。峠からは再び急登となるが、背後の額井岳の山容が素晴らしく、苦になることは無い。戒場山ピークからの展望はないが、少し下ったところからは南東方向が大きく開け、鈴鹿から室生火山群、台高の山々まで素晴らしい展望が広がる。おだやかな陽気の中、ゆっくりとこの大展望を味わった。


戒場山から室生の山々を望む 戒場山から室生の山々を望む


 戒場峠に戻り、戒場の里に下る。東海自然歩道に再び合流し、額井岳山麓を水平に巻いて行く。途中には山部赤人の墓もあり、奈良の山ならではの楽しみを味わいながら榛原駅へと下っていった。


戒場の里から額井岳、戒場山を望む 戒場の里から額井岳、戒場山を望む


   

      

inserted by FC2 system