南八ヶ岳

南八ヶ岳


【日 程】平成6年7月23日(土)〜24日(日)
【人 数】男2人、女1人
【コース】23日 美濃戸口=0:45=美濃戸口=1:50=行者小屋=1:15=赤岳(頂上小屋泊)【3:50】
     24日 赤岳=1:25=横岳=0:40=硫黄岳=0:50=赤岳鉱泉=1:10=美濃戸=0:40=美濃戸口【4:45】

【記録文】
 23日 晴れ後曇り
枚方を23時に出発。途中多賀S.AでK嬢を拾ってから、一路信州へ。茅野には5時前に到着したが、美濃戸口への行き方がよく分からず、結局美濃戸口着は6時半になってしまった。ムチャクチャ眠い。
 7:00 目を擦りながら、美濃戸口を後にする。平坦で単調なダート道。半分眠りながら進む、私であった。
 7:45 美濃戸着。山荘前の駐車場に車がいっぱいとめてあるのを見て、大激怒する。エアリアでは美濃戸まで一般車は通行できないと記載されているのに… 小屋のオバハンに聞いても今一つ歯切れが悪い。はっきりせぇ!
 8:00 怒りを堪えつつ、行者小屋に向かう。この柳川南沢のルートは、小屋の直前まで深い森の中を行くので、とても涼しい。快調に進む。
10:30 行者小屋着。目の前に南八ツの連峰が展開し、思わず声をあげる。少し早いが、ここでランチにする。小屋前に引いてある水は、思いっきり冷たくてとてもウマイ。ゆえにそれで冷やした缶ビールは、もっとウマイ。
11:30 半分酔っ払った状態で、文三郎道の急登にとりかかる。ものすごい登りが続き、すぐに酔いがさめる。小屋から見ていてしんどそうなのはある程度予想できたが、これほどとは思わなかった。
12:40 ようやく稜線に飛び出す。汗だくである。みな倒れこみ、眠りこける。
13:25 なんとか起き上がり、登行を再開する。赤岳はもう目の前だ。岩の間を縫うように進み、キレットからのルートが合流すると、ピークはすぐそこにある。
13:45 やっと赤岳にたどり着いた。もうヘトヘト。さすがにまったくの不眠状態で登るのは無謀であった。少しでも仮眠すればよかったと反省する。それでも周囲の大観は素晴らしく、我々はただ、ボーッとそれを眺めるのみであった。
 今日の行動はここまで。赤岳頂上小屋に宿泊するが、すし詰め&イビキおやじのおかげで、あまり眠れなかった。

 24日 晴れ
 5:20 御来光を見てから出発。赤岳石室までは浮石の多い急降下で、慎重に下降する。
 5:35 赤岳石室着。ここからいよいよ横岳への縦走開始。見た目は岩だらけで、険しそうだが、顔色が変わるような箇所はなく、ズンズン進む。
横岳の登りから赤岳を振り返る横岳の登りから赤岳を振り返る
 7:05 横岳着。すぐ真下に赤岳鉱泉が見え、高度感は抜群。遠望もきき、中部日本の著名な山岳はすべて見えるといっても過言ではない。のんびりする。硫黄岳石室までは、ダラダラとした下りが続く、登山道の左右にはコマクサの大群落があり、思わず立ち止まってしまうほど。
 7:50 硫黄岳石室着。小屋前の高山植物園もコマクサが咲き誇っていた。
 9:10 硫黄岳到着。南八ツの核心部のパノラマが展開する。果てしなく広いピークでまたもや大休止。
 9:40 ピークを後に、赤岳鉱泉まで駈け降りる。
10:30 赤岳鉱泉着。ここでランチにする。あまりの暑さにビールが進み、3人で1ダース以上開けてしまう。
12:35 千鳥足で鉱泉を出発。完全に酔っ払ってしまったが、1ピッチ程で林道に出合い、以後快調に下る。しかし、この林道もRVが氾濫しており、怒りがまたもやこみあげてくる。このままでは、赤岳鉱泉まで車で入れるようになるのも近いような気がする…
13:45 美濃戸着。この辺りは灼熱地獄だ。すぐに出発する。
14:45 なんとか美濃戸口に帰還。ひと風呂浴びて生き返る。

 結局16時に美濃戸口を出発し、大阪には22時に帰ることができました。ほとんど酔っ払っていた非常に怠惰な山行でした。


      

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