鈴鹿連峰(雨乞岳〜御在所岳)


御在所岳の登りの途中から鎌ヶ岳を望む御在所岳の登りの途中から鎌ヶ岳を望む


【日 程】1989年9月23日(土)〜24日(日)
【人 数】男3人、女5人
【コース】
 9/23 JR近江八幡駅=taxi=甲津畑フジキリ谷林道車止め=0:40=ツルベ谷出合=0:30=蓮如上人遺跡=1:30=杉峠=0:15=飯場跡C.S.【2:55】
 9/24 飯場跡C.S.=0:25=杉峠=0:55=雨乞岳=0:25=東雨乞岳=3:10=武平峠=1:05=御在所岳【6:00】

【記録文】
 9/23 晴れ時々曇り
 近江八幡からのタクの運ちゃんは無理して道幅車1台分しかないダートを終点まで入ってくれた。昼食をとってからスタート。初めは幅広の林道っぽい道が続き、問題なし。ツルベ谷の出合い前後から簡単な徒渉が続くようになる。徒渉自体は問題ないが、いよいよこの辺りから鈴鹿名物『ヒル』のお出ましとなる。左右を良く見ると、岩や葉の上に体を伸ばして我々を待ち構えている。気を付けているはずなのだが、ふと足元を見ると自分の靴にヒルがへばりついている。かくしてパーティのあちこちで、悲鳴、絶叫の嵐となる。しかも杉峠への詰めはブッシュがかなり濃く、ヒルへの恐怖が倍加する。へとへとになって杉峠に到着。過敏すぎるほどの注意が効いたのか、幸いにして血を吸われたものは誰もいないようだ。ここからは反対側にゆるやかに下り、飯場跡でテントを張った。

 9/24 曇り後晴れ
 4時半出発。杉峠へ登り返す。雨乞岳はすぐそこの聳えているが、ピークまでの背の高いブッシュは夜露で塗装されていた。雨具を着る機会を逸し、雨乞岳にはびしょ濡れで到着。展望は先の東雨乞岳の方が良く、ここで休憩。鎌ヶ岳が天を突いている。
 1本違う尾根を下ってしまい、東雨乞岳へ再び登り直すという失態の後、今度はちゃんと七人山に続く尾根を下る。ルートは溝状になっており、ブッシュのトンネルの中を下っていくうっとおしいルート。七人山との鞍部で尾根を離れ、クラ谷に沿って下っていくが、この辺り地形が複雑で、タイムが縮まらず、何度かルートを外してしまう。
 結局、武平峠には夕刻近くの到着になってしまい、予定していた鎌ヶ岳のピストンは割愛することとし、御在所岳に直接向かうことにした。御在所岳は夕暮れ時なのにそれでも観光客が多く、今までとのギャップに戸惑う。休憩もそこそこに超高速ロープウェイで下山した。


      

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