台高・迷岳

−台高の山を連登。迷わないが、体力的に厳しい山−

   
  

山行概要

日 程
2013年5月26日(日)
山 域
台高山脈
天 気
快晴
メンバー
単独
コースタイム
唐谷橋=0:40=稜線=0:15=飯盛山北峰=0:45=唐谷林道分岐=0:30=迷岳=0:20=唐谷林道分岐=0:20=唐谷出合=0:20=唐谷林道終点=0:30=唐谷橋【3:40】

記録文

 昨日の桧塚に続き、2日続けて台高の山へ。枚方からそれぞれ往復という非常に効率の悪い行き方だが、実家でいろいろと済まさないといけない用事があったので、仕方がない(昨日も早朝出発で、昼過ぎには枚方に戻っていた)。
 この日も3時に出発。橿原、宇陀を経由し、鷲家までは昨日の道のりと一緒。伊勢街道に入り、高見トンネルを抜け三重県へ。この道を走るのは1994年に局ヶ岳に登って以来だが、道の改良ぶりが凄い。ほぼ80キロオーバーで巡航し、迷岳登山口のある「香肌峡温泉 ホテルスメール」には、いったん間違って下山予定ルートの唐谷林道をリフレッシュパークまで入ってしまうハプニングもあったが、何とか4時半過ぎに到着。登山口のすぐ脇に立派な駐車場がある。私が一番乗りのようだ。

登山口を出発 5:00

 まだ薄暗い5時に唐谷橋を渡る手前にある登山口をスタート。しばらく唐谷沿いの藪がちな歩道を進む。
 すぐに道標があり右折。植林帯の中を頭上の稜線目がけての超急登が始まる。

 40分ほどで何とか稜線の一角へ。これで急登は収まるかと思いきや、急峻な岩稜のアップダウンを延々と繰り返す自虐コースが続く。気が付けば唐谷が遥か下方に遠のいていた。
 私的には昨日適度に歩いているため、体が軽く、快調に進めたと思うが、相当な体力が必要なコースだと思う。「歩く」行為にこんなに没頭したのは久しぶりであり、四肢をフル活用。おかげで写真をほとんど撮れなかった。
 気が付けば飯盛山本峰を通り過ぎ、唐谷林道分岐に到着。ここでアップダウンからは解放され、迷岳への最後の登りとなる。周囲の自然林が広葉樹主体となり、これまで陰湿な印象だった岩稜から柔らかな新緑の景色が広がり、さらにペースを上げる。

迷岳山頂 7:11

 最後もかなりの急登だったが、余裕で山頂着。展望は残念ながら皆無だが、新緑に包まれた静かな佇まいが素晴らしい。
 分岐に戻り、植林帯を急降下。踏跡程度でテープを確認しながら慎重に下る。一箇所大きく崩れた急斜面をトラヴァースする箇所もあり、要注意である。

 何とか唐谷川の支沢に降り立ち、2回ほど渡渉しながら、谷沿いに下る。ジメジメした滑りやすい道で、いかにもヒルが出そうな感じ(後でネットで調べたら、ここでヒルにやられた事例多数発見。私は無傷でラッキーだった)。
 途中、三ノ滝、二ノ滝と続くが、見通しが悪く、すっきりと滝の全貌を眺めることができなかったのは残念だった。
 唐突に林道終点に飛び出し、以降、本日歩いてきた飯盛山の急峻な山稜を向かい側に眺めながら、唐谷林道を淡々と歩く。かなり崩壊している箇所もあり、車で終点まで入るのはかなり厳しそうだ。

リフレッシュパーク跡 8:40

 やっちまった感満載のリフレッシュパーク跡。よくぞこんな奥地に造ったもんです。休園もむべなるかな…
 ここからさらに10分ほど林道を下ると、唐谷橋に帰着。

飯盛山 8:41

 飯盛山の尖り具合が凄い。登山口から1時間弱で登ったのだから、我ながら上出来であった。
 まだ9時前で当然ながらスメールのお風呂には入れず。2日続けて「大宇陀温泉あきのの湯」というのももう一つなので、今日は橿原市にあるスーパー銭湯「あすかの湯」まで戻ってひと風呂浴びた。 

参考タイム

5/26唐谷橋 5:005:40 稜線 5:405:55 飯盛山北峰 5:556:40 唐谷林道分岐 6:407:10 迷岳 7:207:40 唐谷林道分岐 7:408:00 唐谷川出合 8:008:20 唐谷林道終点 8:208:40 リフレッシュパーク跡 8:408:50 唐谷橋

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