中の湯からの御岳山・付知峡

−噴火後初めての剣ヶ峰登頂! 夜明け前の電撃戦に成功! 涼を求めて付知峡も探訪−

   

山行概要

日 程
2023年7月29日(土)
山 域
木曽御岳
天 気
晴れ
メンバー
単独
コースタイム
中の湯(六合目)=0:45=七合目行場山荘=0:45=女人堂(八合目)=1:00=石室山荘=0:35=剣ヶ峰=0:20=石室山荘=0:35=女人堂(八合目)=0:35=七合目行場山荘=0:35=中の湯(六合目)【5:10】
滝入口駐車場=0:05=観音滝・不動滝=0:10=仙樽の滝=0:05=滝入口駐車場【0:20】

記録文(写真はクリックで拡大)

 7/28 曇り一時雷雨

 梅雨が明け、猛暑が続くが、なかなか土日とも空く週末が無く、高山に行けない日々が続いていたが、7月最終週にして、ようやく土日を確保。
 とは言え、この時期の山小屋やテント場は予約必須で、なかなか機動的な動きが取れず、山は日帰りで臨まざるを得ない… 関西から日帰りで行ける高山となれば、いつものように御岳か白山しか選択肢が無い… と言う訳で、あの噴火以来、最高峰の剣ヶ峰に登れていない御岳山をチョイス! 濁河温泉からの飛騨ルートは昨年登ったし、田の原ルートは剣ヶ峰まで通行不能(今年から登れるようになったらしいと聞いたが詳細不明)ということで、六合目の中の湯から挑むことにした。

 金曜日、車で出勤し、後半休を取って、昼から木曽へ出撃! 中津川ICからR19で北上し、木曽福島を目指す。
 途中、上松辺りで、物凄い雷雨に遭遇し、ワイパー全力でも前が見えず、しばらく車を停止するアクシデントもあったが、何とか16時半にはJR木曽福島駅に到着。駅前の1日500円の駐車場に車を止める。木曽福島駅は、何と御岳に最初に登った時に夜行電車の「ちくま」で深夜に降り立って以来、31年振りだ。
 食べログで目を付けておいた、「ちゃんこ辰乃家」さんにダメもとで電話してみたら、「一人でも今からイケる」とのことだったので、高台にある駅から、街中へ急降下(笑) 木曽川を渡って右折したすぐ先に「ちゃんこ辰乃家」さんがありました。
 カウンターの席を用意してもらい、早速一人ちゃんこ鍋をやり出す。しかし、それにしても、17時前なのに、既に席は半分ほど埋まっていて、さらに続々と予約の人が入店してくる。凄い人気店だ。

「ちゃんこ辰乃家」さんで一人鍋!@ 16:53

 17時前から、至福の生中とちゃんこ鍋がスタート!

「ちゃんこ辰乃家」さんで一人鍋!A 16:57

 ちゃんこは、一人前でこのボリューム(笑) これで1850円(笑) 食べ切れるかな…

「ちゃんこ辰乃家」さんで一人鍋!B 17:12

 適当に具材を放り込み、鍋を味わってみる。
 普段見かけるちゃんこと違うのは、鍋には超薄味の出汁が入っていて、その出汁に特製味噌(左)を入れて食べる独特のスタイル。
 この特製味噌は海苔の香りが全開で、何とも絶妙な味わい。この味覚は初めてです。

「ちゃんこ辰乃家」さんで一人鍋!C 17:31

 あまりの旨さに、酒も進み、あっと言う間に生中4杯(笑) そして、鍋開始から僅か30分で鍋の具材はほぼ食べ尽くされ(笑)、〆のうどんが発掘された(笑)
 本当は、ぞうすいセットを発注したかったが、お腹が限界だった… 後は馬刺しも… また絶対に再訪します。

「ちゃんこ辰乃家」さんで一人鍋!D 17:49

 木曽の地酒にも手を出してしまう… 特別純米「中乗(なかのり)さん」だ。「ちゃんこ辰乃家」さんから100mも離れていない藏元、樺善酒造店さんのお酒だ。
 「中乗さん」は、フルーティーな味わいと柔らかな口当たりが特徴で、料理にめっちゃ合います。
 樺善酒造店は、「中澤善吉酒造業」として、慶応元年(1865年)にこの地で創業した、150年以上の歴史を誇る藏元で、御岳山の伏流水と、信州産の酒造好適米「ひとごこち」を使って醸造している。
 伏流水は、藏元正面の井戸から湧き出ており、硬度42ppmの軟水。ph7.1の中性で、軟らかくとても透き通っており、この軟水で仕込むと、発酵が穏やかになり、味もまろやかな膨らみのある日本酒になりやすいらしい。
 米は隣町の上松町吉野地区で栽培されたものを使用している。木曽は山間のため、日照時間が短く、あまり米の栽培に適した地ではないが、その中でも、吉野地区は、木曽駒ヶ岳の雪解け水が流れ出ていて、水田に綺麗で豊富な水が使用できることから、木曽の中でも農業が盛んな地域だった。
 酒名の「中乗さん」だが、木曽に古くから伝わる民謡「木曽節」の中に「木曽のナア〜なかのりさん」と謡われていることが由来である。ただし、「なかのりさん」が一体何者なのかは諸説あり、その中でも3つの有力説がある。
 一つ目は、その昔、木材を木曽川で運搬した際、木材に乗った人のうち、先頭を「へ乗り」、後ろを「とも乗り」、真ん中を「なか乗り」と呼んだことによる説。
 二つ目は、馬の鞍の中央に乗った人を「中乗りさん」と呼んだ説。
 三つ目は、木曽御岳山を信仰する御嶽教において、神様のお告げを、神様に代わって信者に伝える人の事を「中のりさん」と呼んだ説から来ているらしい。
 何にしても、旨い地酒でした〜 しこたま呑み喰いして、お会計4000円(笑) 大満足で「ちゃんこ辰乃家」さんを後にした…

木曽川を渡る 18:34

 すっかり出来上がってしまったが、まだ外は明るい… 夕立で木曽川は増水し、濁っているが、そのおかげで、めっちゃ涼しい。22℃しかない(笑)ので、普通に寝られそうだ。
 イオンで明日の食料を調達し、車に戻り、19時には寝ていた(笑)…

 






   

 7/29 晴れ後曇り

 狂気の1時起床(笑) しかし、よう寝た。19時から1回も目が覚めなかった(笑)
 すぐに車を走らせ、R19で少し中津川方面に戻ってから、「元橋」交差点を右折し、白川沿いに遡り、山中に分け入る。
 徐々に高度を上げながら、2時前に六合目の中の湯へ無事に到着。もっと狭小な道が続くかと思っていたが、そうでもなかった。最後まで舗装もされていた。
 31年前に初めて御岳山に登った時は、田の原から登り、三ノ池から八合目女人堂経由で中の湯に降りてきて、日焼けの激痛に耐えながら温泉に入った記憶があるが、平成28年(2016年)に、残念ながら廃業してしまったらしい。
 最後に一方通行となる区間を抜けた所の登山口に近接した最上段の駐車場は、2時前にして既にほぼ満車で、私は多分最後のスペースと思われるところに何とか車を止められた。
 みな、まだ寝ているようだ(当然か)。中には車外で寝そべっている人もいて、轢かれたらどうするんや(笑) 私は轢きそうになりました(笑)
 頭上は満点の星空で、思わずほくそ笑む私。そそくさと身繕いをし、狂気の2時10分スタート(笑)!
 単独で、真っ暗な森の中に飛び込むが、良く整備されたコースだし、YouTubeを垂れ流して歩いているので、全く怖さは感じない。たまに電波状況が悪くなり、YouTubeが途切れる時があるが、その時はホンマに静かだ…

七合目行場山荘 2:55

 全く飛ばしていないが、タイムを10分短縮して、七合目に到着。行場山荘の画像はブレブレ…
 行場山荘は、30人ほど宿泊できるらしいが、人の気配は全くしなかった…
 素通りして先に進む。登山口からずっとだが、階段の単調な登りが続く。
 途中、急に人の声がして、びっくりしたが、御嶽教信者の集団だった。白装束の集団が50人ほどおり、追い抜くのに一苦労する。

女人堂 3:40

 徐々に周囲の木々の背が低くなり、見通しが利くようになってくると、八合目の女人堂に到着。
 ここが標高2480mで、六合目登山口が1810mだったので、1時間半で、670mの高度を獲得したことになる。
 現状の体力を考えると上出来だ。
 ここは80人ほど宿泊できるらしい。さすがに人の気配がした。何人か宿泊しているようだ…
 31年前は、三ノ池から女人堂に下ったので、ここから先、女人堂から直接、御岳頂上を目指すルートを歩くのは初めてだ。

白み始めた 4:04

 女人堂の先で、完全に森林限界となった。空が徐々に白み始める。
 足元は溶岩でガラガラとなり、歩きにくい…
 遥か頭上には石室山荘の灯りが見え、げんなりだ…

赤み始めた 4:20

 登り続ける。空は徐々に赤みを帯びてくる。八ヶ岳や南アルプスが黎明の空に浮かぶ。もうヘッドランプは不用になった。
 それにしても最高の天気のようだが、日光を遮断するもの何一つないところで、直射日光を浴びながら登るのは自殺行為だ。暗闇の中登るのは一見狂気に思えそうだが、この酷暑では、夜明け前に勝負をつけるのが大正解である(と思う)。

石室山荘 4:40

 石室山荘の前後で、傾斜は最高潮を迎えた。さすがに標高2800mを超え、酸素も薄くなってきた。ペースががっくり落ちる。

御来光! 4:55

 石室山荘から急登を一登りすると、九合目。この先で傾斜は弱まり、御岳山の頂上台地の一角に到達する。二ノ池山荘からのルートも合流してきた。
 ここで、ようやく御来光が… ホンマはもっと早く見られていたと思うが、日の出ポイントの辺りに雲があり、少し遅れた。一気に周囲が明るくなる。

二ノ池@ 4:58

 二ノ池山荘への分岐のすぐ先から二ノ池を見下ろす。二ノ池は完全に干上がっていた。残雪も僅かしかない… 今年は雪が少なそうだ…
 二ノ池山荘も確認できる。この先で王滝頂上、田の原への分岐を左に分けるが、立入禁止のロープが張られていた。

二ノ池A 5:03

 王滝頂上分岐から少し登った辺りからの二ノ池方面。行者さんの像も写っている。
 朝日が山体に当たり、赤茶けた光景が広がる。

剣ヶ峰山頂@ 5:16

 剣ヶ峰の直下には、平成26年(2014年)9月27日の噴火で無くなった方々の慰霊碑が立っていた… 登山者ら58名が死亡、行方不明5人、日本における戦後最悪の火山災害で、当時はホンマに衝撃でした… 慰霊碑の隣にはシェルターが3連で並んでいた。
 慰霊碑前から、最後は急な石段を登って、最高峰の剣ヶ峰へ。10年振りの登頂だ。頂上には、御嶽神社の奥社と避難シェルターが建っている。しかし、こんな両サイドが開いた小さなシェルターで、煙や灰を防げるのだろうか…
 奥社には、神主さんが滞在しており、御朱印を頂戴できた。

剣ヶ峰山頂A 5:19

 湿った空気が入っているせいか、この日の遠望はもう一つ。乗鞍岳も薄ぼんやりしている。その右奥には穂高も見えているのだが、画像では判然としない…

一ノ池 5:23

 剣ヶ峰の直下に広がる、広大な一ノ池。クレーターのようだ。ここも完全に干からびている。
 剣ヶ峰から、一ノ池の壁沿いに進むルートがあるが、南西直下に前回噴火した地獄谷があるので、通行禁止になっている。

剣ヶ峰直下慰霊碑前からの中央・南アルプス 5:26

 小腹が減って来たので、食事をしたかったが、昨日の激しい夕立の影響か、頂上の腰を下ろせる所は全て濡れていた。仕方がないので、頂上から慰霊碑のある所に下がって、3連シェルターの一つに腰掛けて、パンを頬張る。
 正面には、中央アルプスと南アルプスが重なって見え、その奥に富士も見えているが、如何せん、この日は遠望が利かず、ぼんやりしている。

二ノ池と乗鞍岳 5:47

 さぁ、下山開始だ。まだ5時40分だ(笑)
 日が昇り、二ノ池が青空の下に映える。少し下ると二ノ池山荘分岐で、二ノ池に水や残雪があったら寄り道しようかとも思ったが、ただの砂地になっていたので、パス。来た道を素直に戻る。
 下りは早い、あっと言う間に、九合目、石室山荘を通過。リズミカルに急な斜面を下って行くが、あっと言う間に膝が笑い始め、慌ててペースを落とす。

石室山荘を見上げる 6:13

 下からひっきりなしに登って来る登山者を次々とパスしながら、下って行く。ペースを落としたとはいえ、かなりの急傾斜を下っており、振り返ると、石室山荘は遥か高みとなった。

北方面を望む 6:22

 八合目の手前で、北方面を望む。摩利支天山から東に延びる壁状の尾根が見える。この壁の反対側には三ノ池が佇んでいる。また、右奥には継子岳が見える。
 眼下の八合目女人堂がどんどん近づいてくる。

女人堂前から御岳を振り返る 6:43

 女人堂に降り立つ。小屋前のベンチは人でごった返している。凄い人出だ。御岳山って、こんな人気ありましたっけ?
 しかし、気温急上昇。遮るものがないので、7時前でもめっちゃ暑い。これから登る人は相当シゴかれると思います…
 さらに下る。すぐに樹林帯に入るので、直射日光は遮られた。もう後は怪我だけはしないように、のんびり下る。

七合目の覚明社 7:21

 スローペースだったが、それでもあっと言う間に七合目の行場山荘が見えてきた。
 小屋前の石段を登った高台に社が建っており、寄り道する。覚明社と言い、御岳山を開いた覚明上人をお祀りしている。
 覚明上人は、享保4年(1719年)、尾張国春日井郡に生まれ、「霊山を開くとよい」という神のお告げを受け、天明2年(1782年)、黒沢口からの登拝口を開いた。
 それまでの御岳山は、誰でも登れる山ではなく、百日間の厳しい修行を積んだ行者だけが登ることを許された山であったが、軽い修行で誰でも登れる山に変えたのが覚明上人である。また、登山道の改修にも着手するなど、山岳仏教の場としての御岳山の復興者としても貢献度が大きい人物である。

ロープウェイ山頂駅舎分岐 7:25

 七合目のすぐ先でロープウェイ山頂駅舎へのルートが左に分岐する。ここから10分でロープウェイ山頂駅だが、始業時間が夏季の土日でも7時からと、ちょっと登山には遅いな〜 それでも、続々と人がやって来る。
 私は、真っ直ぐ進み、六合目へ向けて下る。

七合目〜六合目間の登山道 7:35

 七合目〜六合目間の登山道はずっとこんな感じ(八合目までもほぼ同様)。トウヒやシラビソの森の中に階段状に整備されたルートが伸びている。

中の湯の駐車場 8:00

 疲労感ほぼ0の状態で、中の湯に到着〜 ちょうど8時(笑) 作戦通り、涼しいうちに終了しました〜
 駐車場は、下段までほぼ埋まっていた…
 来た道を車で戻るが、途中、山麓の三岳という集落に、御嶽神社の里社があったので、立ち寄る。里社前は園地として整備されており、木曽御嶽本教総本庁や、百草丸という胃腸薬を売る日野百草本舗もある。

御嶽神社里社本社(黒沢口)の鳥居 8:44

 鳥居から急な石段をけっこう登ったところに里社本社の社殿が建つ。
 御岳山の登拝道は、黒沢口と王滝口の2つがあり、黒沢口側では、頂上剣ケ峰の頂上奥社と里社若宮、そして当社の三社を総称して御嶽神社(奥里三社)と呼んでいる。
 御嶽神社の創祀は、光仁天皇宝亀5年(774年)、信濃国に悪疫が流行した際、時の信濃守、石川望足(いしかわのもちたり)が御岳山に登り、 大己貴命、少彦名命の二神を祀り、疫病除祓を祈ったのが起源とされている。
 翌年の宝亀6年(775年)には、この地に里社本社が造営された。その後、荒廃したが、天文23年(1554年)、木曽義在・義康父子によって再建された。

御嶽神社里社本社(黒沢口)の拝殿 8:47

 御嶽神社は、中世以前は修験の道場として栄えたが、その後、修験道と民間信仰が結びつき、山麓周辺に住む「道者」と称する人々が、百日の厳しい修行の後、集団で登拝する風習が行われるようになった。
 その後、天明2年(1782年)、覚明により黒沢口が、寛政4年(1792年)には、江戸の行者、普寛により王滝口が一般に開放され、軽精進により登拝が可能になったことから、御嶽信仰が全国に広まった。現在、全国の信者は200万人とも言われている。

 ドライブを再開、R19に合流し、南下する。時間はあり余っているので、どこか寄り道しようと思い、涼しいところが良いと、付知峡を目指すことにする。
 「弥栄橋」交差点で右折し、R256で付知川を遡って行く。「付知峡口」交差点を右折し、最後は細い車道を進んで、滝入口の駐車場へ。けっこう遠かった…

観音滝 10:35

 駐車場から遊歩道に入り、谷底へ下って行く、
 まずは不動滝方面へ。最初に観音滝が現れる。清流が柱状節理の断崖を落差20mで一気に流れ落ちる。

不動滝 10:35

 観音滝の下部に、不動滝がある。
 不動滝は、付知峡を代表する滝だ。エメラルドグリーンの流れが綺麗過ぎる…

仙樽の滝 10:45

 上流の仙樽の滝に向かう。残念なことに、滝の前まで行ける遊歩道が崩落で通行禁止になっていて、吊り橋の上からしか、眺めることができなかった… 残念… 駐車場に登り返す。
 腹が減って来たので、近くの「付知峡倉屋温泉 おんぽいの湯」へ。JAFの割引で100円安い700円で入場できました。

「付知峡倉屋温泉 おんぽいの湯」さんで乾杯! 11:12

 ここでゆっくり入浴してから、昼寝するつもりだったので、1杯だけ生を…
 油揚げが旨かったです。そしてサウナ&水風呂で整った後、休憩室で爆睡…
 すっかり酒も抜けた夕刻、中津川市内に向かう。

「手打蕎麦 わくり」さんで宴!@ 16:35

 中津川駅前のコインパーキングに車を止め、ダメもとで食べログ高評価の「手打蕎麦 わくり」さんを覗いてみると、中途半端な時間だったせいか、何と入店できた!
 サッポロ赤星と、ミョウガのかえし漬けでスタート!

「手打蕎麦 わくり」さんで宴!A 16:43

 「地のもの三昧」のコースを発注、まずは前菜盛合せが登場!
 鴨ロース、ゼンマイ、青唐、すじ煮込み、胡麻豆腐に、海老の味噌焼き! 酒のアテにぴったりです。

「手打蕎麦 わくり」さんで宴!B 17:08

 コースには地酒がとっくり2杯付いていて、チョイスできる。
 まずは、裏木曽と呼ばれる美濃坂下にある山内酒造鰍フ「小野櫻」から。岐阜県の酒造好適米「ひだほまれ」を使用した特別純米酒で、私好みのすっきり辛口だ。
 山内酒造鰍フ創業は不詳(笑) 鎌倉から落ち延びた武士が木曽の山奥に入り、刀を捨てて百姓になり 酒造りを始めたと言い伝えられ、現当主は22代目らしい(笑)

「手打蕎麦 わくり」さんで宴!C 17:29

 続いて、中津川市福岡の恵那醸造鰍ウんの「鯨波」。藏元の裏山(二ッ森山)から湧き出る硬度4の軟水を使用し、やや辛口で、絶妙ななめらかさと、まろやかさを合わせ持つ純米酒。これも「ひだほまれ」を使用している。
 恵那醸造鰍フ創業は、200年以上も前の文政元年(1818年)で、酒造りを始めてから7代目になる。

「手打蕎麦 わくり」さんで宴!D 17:46

 1杯追加して、ここ中津川宿に位置する、はざま酒造鰍ウんの「恵那山」を。めっちゃフルーティだ。
 間家は、京極家に仕えた武士の家系で、関ヶ原合戦の翌年の慶長6年(1601年)に、中津川に移り住み、御三家尾張徳川家の御用商人となり、美濃国屈指の豪商としてその名を馳せた。
 この地は、酒造りに適した恵那山の伏流水が豊富に流れてくることから、江戸中期から酒造りを始め、以降200年以上にわたり、醸造業を営んできたとのこと。

「手打蕎麦 わくり」さんで宴!E 17:48

 メインのせいろ蕎麦が来ました〜 のど越し最高! 蕎麦の香りもしっかりで、地酒にもぴったりです。

「手打蕎麦 わくり」さんで宴!F 18:06

 最後は、蕎麦湯で〆! いや〜最高でした! また来ます!
 と言うことで、中津川での車中泊が確定した(笑) 暑くてなかなか寝付けなかったが、いつのまにか爆睡していた…
 3時に目が覚めたので、そのまま発進し、枚方には6時前に帰着しました(笑)

参考タイム

7/29中の湯(六合目) 2:102:55 七合目行場山荘 2:553:40 女人堂(八合目) 3:404:40 石室山荘 4:405:15 剣ヶ峰 5:406:00 石室山荘 6:006:35 女人堂(八合目) 6:457:20 七合目行場山荘 7:258:00 中の湯(六合目)
滝入口駐車場 10:3010:35 観音滝・不動滝 10:4010:45 仙樽の滝 10:4510:50 滝入口駐車場

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