三頭山

三頭山


 高尾山縦走に続いての連闘。関東の連れ3人が合流し、賑やかな山行となった。

【日 程】平成9年2月11日(祝)
【山 域】奥多摩
【天 気】晴れ後雪
【メンバー】男4人
【コースタイム】JR五日市駅=TAXI=仲ノ平=0:55=西原峠=0:05=槇寄山=0:50=大沢山=0:10=三頭山中央峰=0:05=東峰=0:45=鞘口峠=0:10=都民の森(三頭大滝往復30分)【3:30】

【記録文】
 池尻大橋の連れの家を5時半に出発。新宿、立川で順次連れと合流し、五日市駅からタクシーに乗り込む。
 車はこれでもかと言うくらい山奥に入って行くが、なかなか数馬には着かず、さすが東京の秘境と納得する。車は仲ノ平集落の最上部まで入ってくれた。
 8時40分に出発。すぐに山道に入る。道はアイスバーンになっており、とても歩きづらい。何度かジグザグを切り、喘ぎながら高度を上げる。ルートがトラヴァースし始めれば、西原峠は近い。峠着9時45分。日当 たりの良い稜線は今までと打って変わり、雪は一片も見えない。
明るい西原峠明るい西原峠
 峠から一登りで槇寄山。雑木林の木漏れ日が暖かい。ここから小刻みにアップダウンを繰り返す。木々の間から時々目指す三頭山が顔をのぞかせるが、あまりにも巨大で先が思いやられる。
 一度コルのような場所に下ると、いよいよ本格的な急登が始まる。一気に500mほどの高度を稼ぐとあって、かなりきつい。やっとのことで大沢山に登り着く。背後にはいつの間にか、大菩薩、三ツ峠丹沢の面々が姿を現していた。富士の輪郭もおぼろげながら確認できる。
 大沢山から少し下ると、避難小屋がある。新しくて立派な小屋だ。三頭山は、ここからすぐだ。
三頭山中央峰にて三頭山中央峰にて
 中央峰到着11時10分。雲取山が望める。ここでランチと思っていたがピークは残念ながら泥の海になっており、仕方なく東峰の方に向かう。都合の良いことに、東峰少し手前にテーブルとベンチがあったので、ここで昼食とする。このクソ寒い中でもビールはやめられない。震えながら乾杯する。
 食事の途中からついに雪が降り始めた。慌ただしく撤収し、12時半にリスタート。鞘口峠を目指す。この下りが今山行一番の難所であった。ルートは全面的に凍結しており、アイゼンを持たない我々はとたんにへっぴり腰になる。どうやっても滑るので、発想を逆転し、木から木へあえて体を横にして滑走することにした。これだとこけない上にラクでいい。峠まで歓声を上げながら下り続けた。
 峠からはすっかり観光地の様相となり、立派な遊歩道を10分で都民の森に降り立つ。13時半であった。予定では数馬までさらに歩くつもりであったが、ここまでバスが運行されているのを初めて知り、拍子抜け。山行はここであっけなく終了となった。

 バスの時間まで氷結している三頭大滝を見た後、バスで数馬の湯(入浴料800円)に下り、ゆっくりと汗を流した。
三頭大滝にて三頭大滝にて


   

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