那須連峰

− 好天に恵まれ、展望良好の快適縦走を満喫 6日間の山旅を気持ちよくフィニッシュ! −

   

山行概要

日 程
1989年5月5日(金)
山 域
那須連峰
天 気
晴れ
メンバー
単独
コースタイム
JR黒磯駅=BUS=那須岳山麓=0:10=那須登山センター=0:35=峰ノ茶屋(→0:20/ ←0:15:茶臼岳)=0:25=朝日岳=0:20=清水平=0:25=三本槍岳=0:15=北温泉分岐=1:05=北温泉=0:50=大丸温泉【4:35】

記録文

茶臼岳

 頭上に噴煙を上げる茶臼岳を目指しバス停をスタート。峰ノ茶屋までは、ひたすら瓦礫の登りが続く。

朝日岳

 登るにつれて右手には『ニセ穂高』の異名を取る朝日岳の岩稜が迫ってくる。すごい迫力。

峰ノ茶屋付近にて

 茶屋手前にはかなりの量の残雪が残っており、ル-トはそこをトラヴァースしている。かなりの急斜面であるので注意が必要。大勢の人達で賑わっている峰ノ茶屋を通過し、まずはもくもくと噴煙を上げている主峰の茶臼岳に向かう。

茶臼岳山頂

 浮石の多い急登を頑張れば、祠のあるビークに着く。さすがに観光客が多く、何度も撮影を頼まれ、私は人間三脚と化してしまった。回りの眺望を楽しむ間もなく、逃げるようにビークを後にし、峰ノ茶屋に戻る。

 茶屋から朝日岳へは、さすがに観光客も激減し、ようやく周囲の景色に目が行き出す。朝日岳の登りは見た目の通り、岩場の連続する急登である。朝日岳のピークは縦走路から5分ほど東へ向かった所。

朝日岳から茶臼岳を望む

 背後の茶臼岳が噴煙をたなびかせとてもかっこイイ。やはり茶臼岳は『登る山』ではなく『見る山』であろう。

朝日岳からの展望

 那須の主稜の北東側に聳える大倉、三倉山の連山を望む。
 縦走路に引き返し、縦走再開する。風景がガラリと変わり、笹の生い茂る穏やかな稜線となる。

清水平からの三本槍岳

 次の清水平は思わず腰を下ろしてしまいたくなるほど気持ちの良い高原である。ここでランチタイム。
 三本槍岳へはすぐ先の中ノ大倉尾根への分岐にザックをデポしてから向かう。相変わらずの緩やかな登りで、あっと言う間にピークに着く。微風快晴。360度の展望。ほるか北方には磐梯山らしき山も見える。ここはもう福島県の一角なのだ。しばしの間、感慨に耽る。

中ノ大倉尾根からの朝日岳

 帰路は分岐まで戻り、中ノ大倉尾根を下る。高原状の緩やかな尾根が延々と続き、非常に下りやすい。展望も最高!
 1本で北温泉まで降りてしまった。ここからはダルい林道を大丸温泉まで歩き、那須七湯のなかで最大の湯量を誇る大丸温泉でひと風呂浴び、山行の、そして1週間に渡る山旅の疲れを洗い落としたのであった。

 

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