会津田代山

会津田代山


【日 程】平成9年9月8日(月)
【山 域】帝釈山地
【天 気】雨
【メンバー】男2人
【コースタイム】猿倉登山口=0:50=小田代=0:20=田代山=0:15=田代山避難小屋=0:50=帝釈山=0:45=田代山避難小屋=1:05=猿倉登山口【4:05】

【記録文】
 朝5時に起床。予想通り雨が降っている。ほとんど止めようと思ったのだが、悲しい貧乏人の性か「せっかくここまで入ったんだし…」ということで、車に乗り込み、長い長いダート道を猿倉登山口へ向かう。
 登山口には休憩所とトイレがあり、登山届を出して7時前に出発。最初は沢沿いに進み、もう1カ所の登山口から登ってくる道と合流すると、本格的な登りとなる。今日はこんな悪天なので2人とも黙々と登る。
 レインスーツの内側がムレムレになる頃、唐突に小田代の湿原に飛び出す。ちょうど草紅葉が始まった頃で、ガスの中、なかなか風情がある。
 さらに急登をもう1回こなすと、待望の田代山頂上台地に到着。苗場平ヶ岳にはとても及ばないが、 それでも標高1900mを抜く場所で、これだけ広がりのある湿原があるのは珍しい。ここの草紅葉はちょうど見頃。ガスに包まれた幻想的な光景の中、我々も漂うように進む。
頂上の湿原を行く頂上の湿原を行く
 広大な湿原が途切れると、避難小屋が現れる。ここで一息ついた後、空身になって帝釈山のピストンに向かう。顕著なアップダウンは無いものの、ずっと針葉樹の中で景色の変化があまりなく、すごく長く感じる。最後は何回かニセピークにだまされてようやく9時過ぎに帝釈山に到着。北側以外は展望が良さそうだが、さすがに今日は何も見えない、ピークを踏んだことに満足して小屋に戻る。
帰路の途中で(小田代湿原)帰路の途中で(小田代湿原)
 もう全身ビショビショで、滅茶苦茶寒い。小屋でラーメンを食べ、体勢を整え、下山を開始。もと来た道を一気に駆け下り、正午ジャストに登山口に帰着。またしても雨が止み、急速に青空が広がってきた。憮然としながら、湯ノ花温泉へ下り、共同浴場で汗を流す。入浴後、雨上がりの素朴な山間の景色に機嫌を直し、那須塩原への帰途につく。
 途中、滝ノ原温泉でまたしても風呂に浸かり、那須塩原へは5時前に到着した。後は新幹線を乗り継ぎ、10時には帰洛しました。


   

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