常念・蝶

常念・蝶


【日 程】平成6年8月6日(土)〜7日(日)
【人 数】男2人、女1人
【コース】6日 三股=3:15=前常念岳=1:00=常念小屋【4:15】
     7日 常念小屋=1:00=常念岳=2:05=蝶ヶ岳=0:25=蝶ヶ岳ヒュッテ=1:55=三股【5:25】
【記録文】
 6日 晴れ後曇り
 深夜2時に塩尻駅に集合、豊科駅まで進み、2時間ほど仮眠した後、再び車を走らせ、三股へ。駐車場はすでに車で埋まっており、スペースを探すのに一苦労。
 前常念へは、樹林帯の急登が連続する。皆寝不足なので、全くペースが上がらない。森林限界を超えてからも、鬼のような登りが続き、前常念にたどり着くころには、全員バテバテだった。
 さらに、小屋へ向かうトラヴァース道もところどころ崩れており、無茶苦茶歩きにくく、バテに拍車をかける。
 やっと着いた常念小屋も、今夏最高の賑わいということで、布団は5人で2枚という惨状であり、非常に寝苦しい夜だった。

 7日 快晴
 午前4時に小屋を逃げ出すように出発。ヘッドランプの列が点々と頂上まで続いているのが見える。我々もその列に加わり、黙々と急登をこなす。
常念からの穂高連峰常念からの穂高連峰
 無事常念のピークで御来光を迎える。何度味わってもこの瞬間は最高だ。ヒャッとした感じが心地よい大岩に腰を下ろし、じっくりと展望を味わう。
 蝶へは最初、一気の下りとなり、その後は森林限界の境を行ったり来たりする、ダラダラとした登降が続く。振り返ると常念が大きい。
常念を振り返る常念を振り返る
 ルートが再び本格的に森林限界を抜くようになると、蝶のピークは近い。噂通り、穂高の峰々が圧倒的な迫力で迫る。蝶ヶ岳ヒュッテ前の丘で、ビールを飲みつつ、この大観を満喫する。
蝶ヶ岳の頂稜を行く蝶ヶ岳の頂稜を行く
 下りは酒が入っているため、無謀なペースで駆け下りる。何とか無事に車の待つ三股に降り立ち、穂高温泉郷の温泉健康館で汗を流し、山行を締めくくった。

 休暇がもう1日あったので、翌日は高ボッチ高原を観光してから帰った。


      

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